初心者向け テニスのボレーが上手くなる練習メニュー【図解あり】

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現役のテニスコーチが初心者でも簡単にでき、テニスが上手くなるボレー練習メニューを図解付きでわかりやすく解説します。

ストロークはたくさんやるんだけど、ボレーってあまりやらなくて自信がないのよね……

ボレーをやっても全然つながらない…初心者でもできるメニューが知りたい!

管理人
管理人

コーチ歴15年の僕が、楽しく上達できるボレーの練習メニューをお伝えします!

テニス初心者向けに段階的にメニューを紹介していきます。

\打ち方の解説はこちら/

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初心者向け!ボレーが上手くなる練習メニュー

テニス初心者にうってつけのボレー練習は4つです。

  • ウォームアップ:感覚練習
  • ボレー&ボレー:基礎練習
  • ボレー&ストローク:基本練習
  • ボレーを使ったゲーム:実戦練習

一般的な練習の流れですが、目的や工夫を加えることで、上達のスピードが上がります。

それぞれ深堀して練習メニューを紹介していきます。

初心者向けボレー練習メニュー①ウォームアップ

ボレー練習に向けたウォームアップメニューです。

  1. ボールを地面に落とさないでボール付き
  2. ラケットを使わずにキャッチボール

ボール付きの感覚はそのままボレーの感覚となり、実際にボレー練習した際もスムーズに行うことができます。

キャッチボールは、ボールに入る際の感覚を養うのに最適です。

いきなりボレー練習をすることが不安な方は、これら2つの練習を取り入れてみてください。

初心者向けボレー練習メニュー②ボレーボレー

ボレーの基礎を作るのに最適な練習が、ボレーボレーです。

目的は以下の2つです。

  1. ボレーの基本となるインパクトを覚える
  2. ボレーの基本となる軌道を覚える

基本→応用の順で解説していきます。

基本メニュー

ボレーボレーの基本練習のイメージです。

  • ネットから1mほどの距離で向き合う
  • 体は正面向き
  • 山なりで相手のおへそにいくよう

目的は「面の向き」と「インパクトの位置」を作ることです。

ボール付きの待ち方で、ボールが落下するのを待つようにすることが、コツです。

なかなかつながらないようでしたら、ネットを挟まないところからスタートしてみてください。

チェック

NG:低い弾道で速いラリー
OK:ゆっくり高さのあるラリー

応用メニュー

応用編では、条件を加えたメニューがおすすめです。

  • 距離を伸ばす
  • 狙う場所を決める
  • 回数を決める

それぞれに目的がありますので、自分に合った練習メニューをお試しください。

距離を伸ばす

目的:ボールを飛ばす感覚を身に付ける

ボールを遠くへ飛ばすコツは「高さ」です。

勢いで飛ばそうとすると、ラケットを振る原因になり、コントロールが乱れてきます。

あくまでも基本ボレー練習の延長のイメージで、ボールに高さを出しながら山なりでラリーに挑戦してみましょう。

狙いを作る

目的:コントロールを身に付ける

コントロールのコツは、イメージと面の向きです。

どこに打つかをあらかじめ決めておき、面の向きが崩れないように山なりでラリーをしてみましょう。

最初は、相手のおへそからスタートし、徐々に図のような展開に行けるとGOODです。

回数を決める

目的:予測・判断・表現力を身に付ける

回数を続けるコツは、相手をしっかり見てどんなボールが来るかを予測することです。

ラリーをしていると様々なボールが飛んできますからね、予測は大切です。

同時に、つなげるためのコントロールも求められますので、ボレーの基礎を身に付けるのに最適な練習ですね。

初心者向けボレー練習メニュー②ボレスト

ボレーの基本練習となるのが、ボレーVSストロークです。

目的は以下の2つです。

  1. 予測・判断の習得
  2. コントロールの習得

テニス初心者にとって、最初の壁ともいえる練習メニューですね。

基本→応用の順で、段階的に解説していきます。

基本メニュー

ボレー対ストロークの基本練習メニューのやり方です。

  • ボレーヤーはネットから2m付近
  • ストローカーはサービスライン付近
  • 構え→インパクトのみOK

目的:ボレーVSストロークの感覚を身に付ける

ボレストを続けるコツは、フォームを気にしすぎないことです。

ただでさえ難しいボレストに、ボレーのフォームまで意識してしまったら、かなり大変。

まずは、構えることとボールを上に飛ばすことだけに意識を向けてみましょう。

場合によってはネットを挟まないでもよいので、短い距離からトライすることが大切です。

チェック

NG:長い距離で練習をすること
OK:短い距離で練習しよう

応用メニュー

ボレー対ストロークの基本練習を終えましたら、条件を加えて練習してみましょう。

  • 距離を伸ばして練習
  • 予測・判断の練習
  • コントロールの練習

距離を伸ばしたメニュー

目的:ボールを飛ばす感覚を身に付ける

徐々に距離を離していくことで、ボールを飛ばすコツがつかめてきます。

コントロールや飛ばすことが難しくなったら、少し近づいたりと、距離を柔軟に変えて取り組みましょう

また、距離が出たことで、フォームを気にする時間ができます。

詳しくは下記の記事で解説しているので、ご参考ください。

予測・判断メニュー

目的:相手を見て予測し来る場所を判断する

あらかじめ打つコースを決めておくことが、予測や判断を養うコツです。

相手がどんな打ち方で狙っているかを観ることが予測練習につながり、実際にどんなボールがくるのかといった判断の練習にもなります。

始めは簡単なコース決めからスタートし、ゆくゆくは八の字ラリーへと挑戦していきましょう。

コントロールUPメニュー

目的:コントロールを身に付けること

アレー(図のエリア)を使うことが、コントロールアップのコツです。

エリアを指定することで、すぐさま自分のボールのずれを確認できます。

なんとなくボレストをするよりも意識が働き、より質の高いコントロール練習ができます。

難易度は高いので、短い距離→長い距離の順で、距離を調整することをおすすめします。

初心者向けボレー練習メニュー③ゲーム

最後は、テニス初心者でもできるボレーを使ったゲーム練習です。

目的は以下の2つです。

  1. ボレーで決める楽しさを知ろう
  2. どこに打ったら決まるかを考えよう

一般的なゲームでもよいのですが、ボレーが上手くいかずに苦手意識がつく可能性もあります。

まずはボレーの必要性や決めたときの楽しさを体感できるメニューを紹介していきます。

基本メニュー

まずは短い距離で、実際にボレーを使って勝負をする練習をしていきます。

  • エリアはサービスボックス内
  • ボレー側は必ずノーバウンド
  • ストローク側は必ずワンバウンド
  • 速いボールは禁止
  • ポジションは気にしなくてOK

目的はどのようにポイントを取るかということです。

速いボールは禁止なので、相手のいないところに狙っていくのが、コツです。

やってみるとわかりますが、めちゃくちゃ集中しますよ!

ウォーミングアップにも取り入れることができますので、お試しください。

チェック

NG:強いボールを打って決める
OK:相手のいないところを狙う

応用メニュー

応用編はダブルスです。

テニス初心者でも取り組みやすいメニューとなります。

  • ボレー2人VSストローク2人
  • 全員ベースラインからゲーム
  • 雁行陣からゲーム

ボレー2人VSストローク2人

目的:ダブルスでボレーを使用する

基本練習メニューの延長線上で、2対2の形でポイントを取り合います。

はじめは短い距離から、慣れてきましたら全面を使ってゲーム練習をしてみてください。

全員ベースラインからゲーム

目的:ポイントの取り方を身に付ける

全員ベースラインの位置に立ったところからスタート。

ストロークだけですと、なかなか決めることができません。

ここぞというときに、前につめてボレーにトライしてみましょう。

難しく感じる場合は、短い距離でもOKです。

雁行陣VS雁行陣でゲーム

目的:一般的な形でボレーにトライすること

最終的に、ダブルスのゲームで良く見るストローカーとボレーヤーの配置【雁行陣】になってゲームをしていきます。

前にいるということは、それだけ決められるチャンスが増えるということです。

ミスを恐れずにボレーヤーはどんどんボールに触りにいきましょう!

テニス初心者向けボレー練習メニューまとめ

テニス初心者がボレーを練習する際のポイントをもう一度まとめます。

  • あまりフォームにはこだわらない
  • 練習は目的を持つことが重要
  • 段階を追うことで楽しくプレーできる

楽しくやることが一番の上達方法です。

無理難題なメニューに取り組んで、ボレーが嫌いにならないような練習をするとよいですね。

ボレーに限らずですが、短い距離からスタートすると感覚が掴みやすくなります。

ボレー練習に最適なアイテム

楽しく上達するために、アイテムで練習をサポートするのもよいですね。

代表的な3アイテムを紹介します。

コートライン

※コーナー用ライン4本 直線ライン12本

自分たちで好きなところにラインを置いて、簡易的にコートを作ることができ、短い距離のコートを簡単に作れます。

ボールの使用が許されている多目的広場などでも使えますね。

距離を短くしたときの練習に最適のボール

※飛び率が75%減でラリーがつながりやすい
※スクールの初級クラスでも使用されている

ラケット

テニスラケットは上達に不可欠です。

激安のラケットや自分に合わないラケットは、ケガにもつながってしまいます。

より楽しくテニスに取り組むためにも、今のラケットを見直してみてはいかがでしょうか。

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