
多人数だと、運動量が減っちゃうんだよね。
効率的かつ満足度もあがる練習メニューを教えて!
サークルや部活など、多人数でテニスする際は、練習メニューに悩んでしまいますよね。
ポイントは、待ち時間を減らすことと運動量確保すること!
コーチとして1面16人を回していた僕の経験から、仲間内でもすぐ実践できる多人数向け練習メニューを紹介します。
ウォーミングアップ→ラリー→ゲーム形式の流れで紹介していますので、参考にしてください。

テニスコーチ歴17年
初級者~上級者まで幅広く指導した経験や知識を配信
テニやろ(@tenigoto6011)
多人数向け!面白くて楽しいテニス練習メニューの考え方

多人数のテニス練習メニューを組む際の考え方は3つです。
- 回転率の速いメニュー
- ポイントをかけたメニュー
- 仲間と協力するメニュー
いかに待ち時間を減らし、みんなが楽しめるかを可能にします。
多人数は、どうしても打球数が減ってしまうもの。
だからこそ、ポイントラリーをメインにすることが、1球の重みを感じられるメニュー作りが大切!
運動量・満足度を上げるためにも、ぜひとも3つのポイントを押さえてみてください。
安全面も重要
多人数で多い問題の一つに、ケガがあります。
コート内に、6人・8人と詰め込んで練習するからです。
コート内でプレーする人は、最大4人をルールとして、練習メニューを組みましょう。
これから紹介するメニューは、安全面にも考慮していますので、参考にしてください。
多人数でも面白いテニス練習メニュー|ウォーミングアップ編

ショートラリーにゲーム性を加えることで、多人数でも効率よく楽しめます。
以下の2つは、ルールも簡単でおすすめです。
- ミニコートでチャンピオンゲーム
- ミニコートでバレーテニス
普段のショートラリーよりも運動量もあるので、ウォーミングアップにもピッタリ!
それぞれ、やり方を紹介します。
ミニコートでチャンピオンゲーム

ルール | ・対面との1対1で勝負 ・3点先取 ・ノーバウンドは禁止 |
ローテーション方法 | ・チャンピオン側 負け→チャレンジャー側へ 2連続→待ちと交代 ・チャレンジャー側 勝ち→チャンピオン側へ 負け→チャレンジャー側へ |
単純なミニラリーにゲームの要素を加え、楽しくウォーミングアップできるメニューです。
最大待ち時間は1~2分程度と効率面も悪くありません。
また、スライス限定など「縛り」を加えることもでき、参加者のレベルに合わせてメニューの幅を広げられます。
ミニコートでバレーテニス

ルール | ・2対2で勝負 ・3点先取 ・ワンバウンドバウンドは禁止 ・強いボール禁止 ・必ず味方へパス |
ローテーション方法 | ・チャンピオン側 負けペア→チャレンジャー側へ 2連勝→待ちペアと交換 ・チャレンジャー側 勝ちペア→チャンピオン側へ 負けペア→チャレンジャー側の待ちへ |
ボレーのウォーミングアップに、ダブルスの要素を加えた練習メニューです。
タッチ感覚やコース予測、味方の状況など、ダブルスに必要なスキルを身につけられます。
人数が多い場合は、3人にしたり、ミニコート半面で行うなどもありですね。
多人数でも面白いテニス練習メニュー|ラリー編

コートに入れる人数が限られるラリーも、工夫次第で楽しめます。
おすすめはこちら。
- 初級向け:サイクルラリー
- 中級向け:クロスラリー→全面ポイントラリー
単純なラリーに加え、戦術面も同時に練習できます。
それぞれ、やり方を紹介します。
サイクルラリー

ルール | ・1人2球打つ ・2球打った後は待ちと交代 ・交代中もラリーを継続させる ・強いボールは禁止 |
別パターン | ・半面ポイントラリー ・全面ポイントラリー (1人1球で交代) |
ゲームに役立つ状況判断やコントロールが養えるラリー練習です。
ペアとの息を合わせるための工夫が必要なので、ダブルススキルもあがります。
人数やレベルに応じて、対戦形式にしたりコートを広げたりと、練習の幅を利かせることも可能ですね。
クロスラリー→全面ポイントラリー

ルール | ①サーブからのクロスラリー ②途切れたペアは前へ ③途切れてないペアはラリー継続 ④4人で1球のダブルスへ (ポイントをかけて勝負) |
上級者向け | ・途切れた方に配球してダブルス ・途切れた瞬間に4アップへ移行 |
ダブルスに役立つ状況判断や観察力・判断力が養えるラリー練習です。
常に4人の状況を把握する必要があり、難易度は高いため、中級以上におすすめ!
どちらかが途切れた際に、独自のルールを設けることで、練習メニューに幅を広げられます。
多人数でも面白いテニス練習メニュー|ゲーム編

多人数のゲーム練習メニューは、どれだけ待ち時間を減らせ、満足度を保ちつつ楽しめるかが大切です。
おすすめはこちら。
- 減点方式チャンピオンゲーム
- タイブレーク団体戦
単純に1ゲーム交代でゲーム練習を回しているのなら、参考にしてみてください。
それぞれ、やり方を紹介します。
減点方式チャンピオンゲーム

ルール | ・チャンピオンは3人で持ち点5! ・チャレンジャー側サーブからスタート ・両サイドの2ポイントで交代 ・5点目を取ったチャレンジャーペアと とられたチャンピオンペアが交代 ・交代後は、また持ち点5からスタート |
ローテーションのイメージはこちらです。

8人でも少ない待ち時間でゲーム練習ができるメニューです。
15分~20分やるだけで、運動量も満足感も得られます。
また、同様の形で、対戦方法を変えてもOK!
例えば、持ち点ではなく、30-30(デュース1本)の形にすれば1対戦完結型となり、回転率も良くなります。
タイブレーク団体戦

ルール | ・タイブレーク 5点先取の場合:3~6分程度 7点先取の場合:5~8分程度 ・デュースについて 1本勝負 セミアド(1回だけデュース) ・団体戦方式 |
6人以上であれば、タイブレーク方式の方が全員がサーブできる点も含め、効率よく回せます。
1ゲーム交代の場合、ボールに触れない人も出てきますが、タイブレークなら必ずボールに触れられるのもメリットですね。
タイブレークのやり方については、下記の記事にまとめていますので参考にして下さい。
多人数でも工夫次第でテニスは楽しめる!
多人数でもテニスが楽しめて面白い練習メニューを実現するポイントを、おさらいします。
- 待ち時間を待ち時間と思わせない工夫
- 安全面に考慮して効率化する工夫
- レベルに最適なメニューを組む
多人数は、練習メニュー次第で満足度が大きく変わります。
練習を円滑に回すためにも、たくさんボールが入り、移動も楽なキャスターは用意しておきたいですね。
最大150球入るので、ボール拾いの回数が減り、無駄な時間を減らせます。
この記事が、みんなが「今日も楽しかった」と思えるような練習メニューの参考になれば幸いです。
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