テニスのダブルスで知っておきたい前衛の動き方【ポジションの取り方】

テクニック

テニスのダブルスではボールを打っているプレーヤーも大事ですが、実はボールを打っていないプレーヤーのポジション取りが非常に重要となります。それは陣形を作る意味を考えるとおのずと答えが出てきます。意外と知らないポジションの取り方や前衛プレーヤーの本来の役割について、解説していきます。

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前衛の役割・後衛の役割と陣形の意味

 

一般的に前衛者は攻撃、後衛者がチャンスメイクといった認識で捉えられています。もちろん前者の目的もありますが、その前に陣形について考えなければなりません。

陣形とは、簡単に言えば守ることです。戦国時代などで陣形といったら城を攻められないための配置のことを言いますが、テニスの雁行陣も並行陣も相手にスペースを与えないための守りの形から考えられた形となります。

相手にスペースを極力与えない形を陣形と言い、その前提があってより攻撃面も強化するために前衛という配置、チャンスメイカーとしての役割としての後衛という配置ということを知っておくことがダブルスを行う上で重要となってきます。

では、守りの形である陣形の中で前衛というポジションを作った意味についてお話していきます。

 

前衛がやるべきこととは

 

前衛の目的は先ほどもお伝えした通り決めることですが、その他に陣形を崩さないための役割も一緒に兼ね備えています。

ダブルスではセンターセオリーという言葉がありますね。これは、一番リスクが少なく、さらに相手の陣形を崩し左右のスペースを開けるための戦術になりますが、この並列に並ばずに互い違いにポジションをとることでセンターへのスペースをお互いにカバーできることになります。

テニスの考え方は、

①相手を左右に振る

②相手を前後に振る

③空間(ロブなど)で相手を翻弄する

という手順で攻め方を考えていきますが、相手の1手目である左右のスペースを与えないために前衛というポジションが必要になってきます。

また、前衛=ポーチ=速いボールで決めるという認識が強いと思いますが、本来の前衛の考え方は相手との距離を短くすることで決めやすくなることです。前衛にいるから早いボールが打てるのではなく、相手に時間的余裕をなくすことができるという考え方を持つことで、余計な力が入らずミスの確率が格段に減っていきます。

 

前衛の目的とは
・左右のスペースを消すためのポジション

・相手の時間を奪うためのポジション

 

 

上記のことを念頭に置いていただいてこの後解説していく前衛の動き方を読んでいただけると幸いです。

 

※前衛者のポーチの仕方の記事はただいま準備中のため、でき次第UPしてまいります。

 

前衛の動き方|ポジショニングの取り方

 

前衛でよく見る動きの一つに、横移動をしてポジショニングを取ることが挙げられます。まずは下の図をご覧ください。

 

 

今回はよくあるパターンとしてストレートカバーを例にしていきます。

黄色い三角形は相手の打てる範囲を示し、黒い矢印は前衛者の向き、赤い線は前衛者のとれる左右のスペース、青い線は相手の打球エリアを真ん中で仕切った時の位置となります。

テニスは必ず対戦相手からボールが飛んできます。そう、ボールが飛んだ方向ではなく打球者からです。図を見てもらうとわかりますが、相手の打てる範囲は扇形となります。扇形は距離が出るほどに広がっていきますので、ボールの飛んだ方向につられてと横移動でストレートカバーをすると、相手から見たらセンターのスペースが広がってしまうことになります。

ストレートカバーに限らず、どの場面でも基礎となる前衛の動き方のポイントは対戦相手に対して向きを作ること前にポジションをとることです。

 

向きを作る

ダブルスの前衛のポジショニングで一番初めに行うことが、対戦相手に向きを作ることです!まずは図をご覧ください。

 

 

向きを作るだけで、左右のスペースを均等に保つことができ、ストレートカバーをするとコート内のスペースが広がったことがわかると思います。テニスコートを基準に考えてしまうとストレートをカバーしたなったりクロスからボールが来る感覚になってしまいますが、対戦相手に対して向きを作ることで半面ラリーと同じように相手からまっすぐボールが飛んでくる感覚と左右のスペースを均等にできることと陣形を崩さずに済むことの3つの役割を同時に行うことができます。

 

対打球者に向かって前へつめる

 

対戦相手に向きを作ることができた後は、スプリットステップで対戦相手に向かって前にポジションをとる動きとなります。こちらも図をご覧ください。

 

 

相手からのボールは扇形に飛んできますので、前につめればつめるほど左右のスペースを小さくすることができます。ですが、実際は2歩も3歩も移動できる時間的余裕もありませんし、動きが多すぎるとこの後お話するロブの対応がまったくもってできなくなってしまいますので、ステップで対戦相手に向かって1歩前進でOKです!

ちなみに、スプリットステップは、ジャンプではなく足を開くことです。ボーリングをやっている人なら聞いたことがあるスプリットと同じ意味となり、「開く」という意味になります。タイミングは、相手のラケットにボールが当たった時に着地です。相手が当たった時にステップを開始したり、ジャンプをしてしまうと遅れる原因となり動き出しが遅くなってしまいますので注意が必要ですね。

【テニスの基本】スプリットステップのコツやタイミングの取り方

 

ロブが来たらどうする?

 

ロブが来るかどうかは相手を観察することである程度の予測ができます。向きを作ってステップで前につめる動きの間に観察を入れることでこの問題は解消されます。そもそもスプリットステップは相手を観察していないとタイミングをつかむことができないため、ステップで前進する前には必ず対戦相手を観察しているはずです。相手がロブの構えをしたり、相手の打球予測ができない状況の場合は、その場でスプリットステップすることが対応が出来ていきます。

また、前にいくタイミングの時にロブがあげられたら、それはもうお手上げ状態ですが、ステップのタイミングさえ正しければその場にポジショニングしている場合と比べても大差なくロブの対応できてきます。スプリットステップで1メートルも前に進む人なんていませんよね?せいぜい30㎝がいいところです。たった30㎝前につめただけですからそこまでの影響はありませんね。

本来、前衛の目的は相手との時間をなくすために前につめているわけであって、ロブの対応をするために前につめているわけではありません。もちろんロブがあげられてもスマッシュで決めに行ければベストですが、ロブばかりを気にして前につめる動きができないと、本来の目的である相手の時間を奪って決めることができなくなるばかりでなく、ポジションを下がることで左右のスペースも相手に与えてしまうため、相手からしたら何のプレッシャーもなく打球させてしまいます。

もともと、ロブのリスクを負って前衛のポジションにいるわけですから、ロブばかりを考えてしまうと前衛にいる意味が見いだせなくなってしまいます。

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まとめ

ダブルスの前衛の動き方【ポジションの取り方】についてお伝えしていきました。まとめると

 

・前衛の目的は相手の時間を奪う左右のスペースを与えない

・どんな状況でも必ず人からボールが飛んでくるから、人に対して向きを作る

スプリットステップはポジション取りにおいても必須

・チャンスの時は打球者に対して前にポジション

前衛者は何もしていないので、相手を観察することを忘れない

 

の5つになります。

前衛は横移動というのはほとんどしません。するのは斜め移動です。ストレートカバーで横移動していてセンターによく抜かれるんだよねという方や、前衛の基本の動きがわからないという方は、まず1球ごとに打球者に向きを作るところからスタートしてみてください。無駄な動きがなくなり、相手を観察する時間や状況判断の時間が格段に増え、自分のやるべきことが見えてきます。

 

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