テニス初心者が楽しめる練習メニューとは?現テニスコーチが解説

テニス練習メニュー

テニス初心者が楽しみながら上達できる最適の練習メニューをご紹介していきます。

テニス初心者にとって、テニスは非常に難しく感じるスポーツで、仲間でコートを借りて練習をしてもなかなかうまくいかないという方も多いのではないでしょうか。

テニス初心者同士でもテニスが楽しめる練習メニューをストローク・ボレー・サーブに分けて解説しますので、ぜひご参考ください。

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テニス初心者の練習メニューのコツ

テニス初心者にとって最初のテニスの目標は、ゲームができること!です。

ゲームを知ることで、テニスの楽しさを体感でき、ゲームから学ぶことも多いためです。どうしても、打ち方に意識がいってしまったり、速いボールを打ちたい欲にかられてしまいがちですが、テニスというスポーツの本来の姿は、決められたコート内でネットを挟んで打ち合うことです。

だからこそ下記の2点を意識してメニューを組むことがテニスを楽しく練習できるコツとなります。
コツ①打ち方は気にしない
コツ②ラリー・ゲームができる工夫をする

それぞれのコツの理由と意図を詳しく解説していきます。

練習メニューのコツ①

テニスの練習=球出し=打ち方 と考える方、多いのではないでしょうか? 

実際にテニススクールでも打ち方から練習するレッスンは多いです。ですが、打ち方は良いボールを打つための手段であり、テニスの主は相手と打ち合うことです。

打ち方にこだわりすぎると、相手のことを考えずに強いボールばかり打ってしまうことにもなりますので、初心者同士ですとラリーが続かないということになってしまいます。

打ち方はスクールなどで存分にやるとして、仲間内での練習ではとにかく相手と打ち合うことを目的にメニューを組んでみましょう。

練習メニューのコツ②

上記で打ち方は気にせずラリーやゲームをしましょう!と言いましたが、いきなり打ち合ってもなかなか続かないものです。

そんな時は下記の2つを変えてみるとよいです。
・ボールを変える
・距離を変える

テニスが難しい理由の一つにボールの弾みが大きいことが挙げられます。通常のボールは硬さがありますので、打った際はボールの勢いを抑えることができず、また、相手から来るボールは勢いがあって弾むため、難しくさせています。

そんな時は、ジュニア用のボールで練習することをおすすめします。ジュニアのボールというと敬遠されがちですが、大人でも使用できる硬さのボールもありますので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。

テニス初心者のための練習メニュー

テニスのゲームを目指した練習メニューを4つの段階を経てご紹介していきます。

①ウォーミングアップ
②ミニラリー
③ゲーム
④ロングラリー・ゲーム

①~④を段階的に行うことで、最終的に長い距離でのゲームをスムーズに行うことが可能となります。1つずつ詳しく解説していきます。

練習メニュー①

いきなり長い距離でラリーをして全然つながらないといった経験をしたことはありませんか?

テニス初心者がまずやるべきことは、道具やボールの弾みになれることです。その後、ラケットでボールを打つ際の力の調節などを目的としてウォーミングアップをしていくと良いでしょう!

1,ボール付き
ボール付きはラケットと自分との距離、打った時のボールの弾み具合などテニス初心者がイメージしずらい点を補うのに最適のウォーミングアップになります。ボール付きの詳しいメニューに関しては『テニス初心者が上達する練習方法【ボール付き】』をご覧ください。

2,ネットを挟まずノーバウンドでラリー
まずはテニスの基本である対人でのラリーでウォーミングアップです。ボール付きの延長線上として、相手にボールを送ればOK。ラリーをするための力の調節や面の向きによるボールコントロールなどが目的です。
・ネットを挟まない
・互いに向かい合った状態を作る
・距離は1m~5m程度と短く設定

3,ネットを挟まずワンバウンドでラリー
テニスが難しいと感じさせる原因の一つにバウンド後の変化があります。ここでは、ボールのバウンド予測や相手にボールを返す面の向き、ワンバウンドにするための力の調節などを目的としたウォーミングアップです。
・ネットを挟まない
・正面向きのままボール付きの要領でOK
・距離は1m~8m程度と短く設定

これらのウォーミングアップをやることで、道具の扱い方・ボールの弾み方・ラリー意識などが養われ、その後の練習メニューで効果を発揮します。

練習メニュー②

次にネットを挟んでのラリーとなります。ただ、先ほどのウォーミングアップの流れを作りたいので、距離はある程度近いものにしてネットを挟むミニラリーというものをします。

・サービスライン上で向かい合う(距離約12m)
・構えをつくる
・ネットを越すために先ほどよりも高い軌道を意識

ミニラリーはテニスの要素がすべて詰まっていて、非常におすすめの練習方法です。ネットという障害物を挟んだことにより難易度はぐっとあがるため『テニス初心者が上手くなる練習方法【ショートラリー】』を参考に練習してみてください。

練習メニュー③

ミニラリーまでできればもうゲームができます。ゲームをすることで、相手を見ることや狙うという意識、ポイントを取るために必要なショットなどを把握することができ、なんといっても楽しいです!プロがやっているような陣形だとかは一切無視してポイントを取り合うというゲームの原点を体感しましょう。

1対1でゲーム(シングルス)
コートエリア…センターライン・サービスライン・シングルスラインで囲んだエリア
使用ボール…通常のボールorグリーンボールorオレンジボール
ルール…下からの球出しで〇点先取の試合

ワンバウンドのみなど縛りルールを入れても面白いです。

2対2でゲーム(ダブルス)
コートエリア…サービスライン・シングルスラインで囲んだ横に広いエリア
使用ボール…通常のボールorグリーンボールorオレンジボール
ルール…下からの球出しで〇点先取の試合

2人ともサービスライン上に立ったところからスタートをし、ポイントを取り合います。二人になったことで、ポイントがより取りづらくなりますので前につめてノーバウンドで打球をするなど、新たなアイデアが生まれてきます。ボレーをする目的や相手をコートの外に追いやる戦術などを簡単に体感することができます。

※ミニラリーでのゲームは速いボールを打ってしまうと一瞬でポイントが決まってしまうので、ラリーを続けていく中でゲームを楽しみたいという方はオレンジボールもしくはグリーンボールの使用をおすすめします。

練習メニュー④

ミニラリーでゲームをやったのちは、実際のコートの広さでゲームをすることが目標となります。

そのためには、長い距離でラリーができるようになることが必要になり、ここで初めてボールに勢いを与えるための打ち方が必要になってきます。ストロークの打ち方のコツについては『テニス初心者の打ち方練習方法①』と『テニス初心者の打ち方練習方法②』をご参考ください。

長い距離の場合、ボールに勢いが出てきますので、よりバウンド後の予測が難しくなり、正確にヒットしたりコントロールしたりも比例してむずかしくなります。そこで、長い距離でラリーをするための3つのコツを意識して挑戦してみてください。

①グリーンボールを使用する
②ショートラリーからラリーをしながら徐々に後ろに下がる
③直線的なボールではなく、山なりのボールを意識する

ボールが弾みすぎてラリーがつながらなくなるという方は、ぜひジュニア用のグリーンボールを使用してラリーに臨んでみてください。弾みが抑えられているため、ラリーの難易度を落としてくれます。
また、いきなりベースライン同士でラリーをすると、感覚がつかめずになかなかつながりませんので、ミニラリーから徐々に距離を離してラリーをすることをおすすめします。
ボールを遠くに飛ばすためには、ボールを上方向へ飛ばすことが大切になります。遠い距離だからといって勢いをつけようとしますと、直線的なボールになりネットミスなどの原因にもなりますので、ゆっくり上方向に高い放物線を描くようにしてロングラリーをするとよいでしょう。

このようにして、徐々に長い距離になれたら、正規のコートでゲームにトライしていきましょう!

テニス初心者におすすめの練習メニューは段階をふむこと!

テニス初心者が楽しめる練習メニューをご紹介してきましたが、大事なことはできるところから段階を踏んで練習をしていくことです。

最初はボール付きやネットを挟まないラリーなどで、道具とボールになれるところからスタートし、ネットを挟んでからは、ボールを上に飛ばすことやコントロールをすることを目標に練習をしていきます。このように段階的に練習することで、知らぬ間にテニスの感覚が養われ、ラリーやゲームを楽しむことができます

また、ラリーや試合がなかなかつながらないという方は、ジュニアボールを使用してみましょう。通常のボールが100の弾み具合の時、お臨時ボールは50%しか弾まず、グリーンボールは75%の弾み方になります。

仲間内でテニスの練習をする際は、ゲームやラリーを中心としたメニューを組むことで楽しく練習ができますので、ぜひお試しください。

《ウォーミングアップに最適『オレンジボール』》

《長い距離に最適『グリーンボール』》

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