
コーチに言われたとおりにしてるのに、テニスがなかなか上手くならない…

テニスが上手くなりたい!どうすればいいの?
テニスをやっていれば誰しもが思うことですが、実情はなかなか上達しないと悩んでいる方が大半です。
その理由として挙げられるのが「道具を使う」「バウンド競技」「コートに入れる」の3点。
非日常的な動作や制限が、テニスを難しくさせています。
逆を言えば、これらを克服すれば、テニスに対する見方が大きく変わってきます。
打ち方ではない部分に視点を向けること重要なのです。
現役のテニスコーチが、テニスが上手くなる考え方やコツ・練習方法を、初心者向けにお伝えしていきます。
\打ち方についてはこちら/
テニスが上手くなるには?考え方が重要
テニスを上手くなるためには、以下の考え方が重要です。
- 強さではなくコントロール
- ボールではなく人と勝負
- 打ち方にこだわりすぎない
テニスの本質は、『相手』よりも1球でも多く『コートに返球する』ことです。
相手というのがポイントですね。
球出しのような簡単なボールは来ませんし、むしろ取りにくいボールの方が多くなります。
ゆえに、球出しの時と同じようなフォームで打つことは難しいということです。
打ち方は大事です。
しかし、打ち方以外の要素も同じくらい大事です。
- 相手を観察
- 予測・判断
- フット―ワーク
- ボールとの距離感
- 力・回転の調節
- etc
打ち方と並行してこれらの要素をしっかり練習していくことが、上手くなるための秘訣となってきます。
以降では、初心者が特に難しく感じる「距離感」「予測」「力の調節」について、解説していきます。
テニスが上手くなる3つのコツと練習方法
テニス初心者が上手くなるためのコツは3つです。
- 予測…打ちやすくするために
- 距離感…しっかりボールを飛ばすため
- 力の調節…コートに収めるために
フォームにも直結してくる大事な要素になります。
ラケットと自分の距離感を把握し、ワンバウンドするボールを予測し、コートに収めるために調節をするスキル。
これらを意識するだけで、打ち方も自然と洗礼されていきます。
それぞれのコツと練習方法をお伝えしていきます。
予測

予測のコツは3つです。
- 自分のボールではなく相手を見る
- 相手を下半身から観察する
- たくさん経験をする
予測は、打ちやすい位置でボールを取るためにも、超重要です。
テニスは相手の打ったボールが飛んでくるので、ボールではなく相手を観ることが予測の第一歩と言えますね。
予測ができれば、ボールの勢いやコース・ボールの弾み具合などをいち早く察知し、準備をすることができます。
そのためにも、たくさん経験しましょう。
予測は、経験・知識・現象の3つから成り立ちます。
その中でも経験は、超大事!普段から、相手を見る意識をして、どんなボールが飛んでくるのかを肌感覚で経験しましょう。
詳しくは下記の記事で解説しています。
練習方法
おすすめの練習方法はラリー中に相手を真似ることです。
真似るポイントはこんな感じです。
- ボールの球種
- ボールの高さ
- ボールの勢い など
コツは相手を観察することです。
テニスが上手くいかない場合は、打ち方ばかりに気を取られてしまい、相手の打ち方や態勢を見れていないことが多くなります。
相手を観るとスイングの仕方・打ち込むのかつなげるのか・スピンかスライスか などの予測に必要な情報を得ることができます。
まずはウォーミングアップなどで行うミニラリーで相手と同じ打ち方になるように真似をしてみましょう。
目的はあくまで予測の練習!自分の打ち方はあまり考えずに、真似っこラリーをしてみてください。
距離感

距離感を掴むコツは3つです。
- ラケットの長さを把握(70㎝ほど)
- 打点時にラケットの裏側が見える位置
- バウンド時にボールの内側を見る
ボールとの距離感は、打ち方や握りによっても変わってきますが、大体、体の中央部分から1mくらい離れたところです。
意外と離れていますよね。
まずは、自分から1m程度離れていても、打球出来ることを知っておきましょう。
不安がって体の近くで取ろうとすると、窮屈になり上手く打つことができなくなります。
あらかじめ、ボールとの距離感を測っておくために、向かってくるボールの内側を見るようにしてみましょう。
インパクト時にラケット面の後ろを自然に覗けることができれば、適切な位置と言えます。
練習方法
おすすめの練習方法はラケットを短く持ってストロークを打ってみることです。
手順は以下の通りです。
- スロート部分をもって打球
- グリップ上部をもって打球
- その後、徐々に長くする
短く持つことで、届かないという不安感がなくなり、適切な距離感を作りやすくなります。
慣れてきたら、徐々に長く持って、実践してみてください。
力の加減

力の調節に必要なコツは3つです。
- ラケットの性能を理解する
- 握るではなく支える
- 山なりを意識する
力の調節は、コントロールに直結する大事な要素!
ラケットの性能をいかに生かせるかが、力の調節には大切な考え方となります。
現代のラケットは、簡単にボールを飛ばせるほど、性能が上がっています。
ただでさえしっかり飛んでくれるラケットに、余計な力を加えてしまうと、制御が難しくなります。
グリップは支える程度、ボールは山なりをイメージすることで、ボールを上手くコントロールすることにつながってきます。
正しいグリップの握り方は、下記の記事をご参考ください。
練習方法
おすすめの練習方法はショートラリーことです。
以下を意識することで、力の調節の具合がわかってきます。
- 山なりを意識する
- 打ち方にこだわらない
目的は力の調節なので、横向きから打つ必要はありません。
真正面の状態からラケットを上向きの状態で前方にセットして、山なりに返球をしてみましょう。
意外とボールが飛んでくれるのがわかると思います。
握り具合や弾道を肌感覚で理解した後は、ショートラリー→ロングラリーと段階を追って練習してみましょう。
上達をしていき、ボールがコートに収まらなくなった時は、ボールに回転を加えて調節をしていきます。
詳しくはテニスのストロークで回転をかけるには?3つのコツでトップスピン習得をご覧ください。
テニス初心者が上手くなるには?まとめ
テニスが上手くなるコツを、おさらいします。
- 打ち方は様々な要素の一つでしかない
- 予測が打ちやすい位置に移動するためのコツ
- 距離感がヒットミスを減らすコツ
- 力の調節がコントロールのコツ
自分の思った通りにボールをコントロールできたときに、上手くなったという実感がわいてきます。
そのためには、打ち方だけではなく、その他の見えない部分に意識を向けてみましょう。
道具も大切
テニスの上達には、ラケットやシューズといった道具も重要です。
性能がよくなかったり自分に合っていないラケットは、上達を妨げる原因になってきます。
良いラケットは、フォーム修正やボールの勢いに大きな影響を与えてきます。
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