
グリップっていまいちわからないんだよね。どんな種類があるの?

自分にあったグリップの握り方が知りたい
テニスのプレーを決めると言っても過言ではないグリップの握り方。
グリップの握り方によって、打ち方・打点の位置・球種など、特徴は大きく変わります。
グリップについて理解することは、上達に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。
厚い・薄いの違いにも触れながら、グリップのすべてをお伝えしていきますね。
自分のプレーに合ったグリップを選択し、テニス技術の向上に役立ててみてください。

テニスコーチ歴17年
初級者~上級者まで幅広く指導した経験や知識を配信
テニやろ(@tenigoto6011)
テニスにおけるグリップの重要性
テニスをやるうえで絶対に外せない技術が、グリップの握り方です。
グリップの握り方によって、フォームが変わり、プレーそのものも変わります。
握り方に合わないスイングをしてしまえば、上手く打つことは難しいでしょう。
また、無理なスイングをする原因にもなり、ケガの原因にも……。
自分に合ったスイングの握り方を選択することが、テニス技術の向上にも直結すると言えます。
テニスのグリップの種類と握り方
テニスのグリップの種類は大きく4つに分けられます。
- コンチネンタルグリップ
- イースタングリップ
- セミウエスタングリップ
- ウエスタングリップ
ちなみに、各グリップの名前の由来は大陸や使用コートによって、その名がつけられています。
詳しく知りたい方は、以下をクリックしてください。
各グリップの握り方について解説していきますね。
コンチネンタルグリップ

グリップの八角形の左斜め上に指のVの時が来るように握る
グリップの上から包丁を握るようにして握りましょうと、よく言われますね。
しかし、厳密に言うと包丁握りよりも若干左側にVの字が来るのが正しいコンチネンタルグリップ!
フラット系やボレー・サーブなどに最適な握り方です。
イースタングリップ

グリップの八角形の右斜め上に指のVの時が来るように握る
薄いグリップに分類され、コンチネンタルグリップより右側で握ります。
手のひらとラケット面が同一の向きになり、打ったときのイメージがつきやすいのが特徴!
ストローク・ボレー・サーブどのショットにも適しているため、初心者におすすめの握り方です。
セミウエスタングリップ

グリップの八角形の右斜めにある平らな部分に指のVの時が来るように握る
セミウエスタングリップは、指のVの字が、グリップの八角形の右斜め方向にある平らな部分に来るように握ります。
多くのプロ選手をはじめ、ストロークにおいてはテニス経験者の主流となる握り方です。
ウエスタングリップ

セミウエスタングリップからさらに右側に移動させて握る
セミウエスタングリップよりさらに右側に移動させれば、ウエスタングリップになります。
ぐりぐりのスピンをかけたいプレーヤーに最適な握り方です。
厚いグリップ・薄いグリップの特徴の違い
ここでは、ストロークにおける厚いグリップと薄いグリップの特徴の違いを比較します。
厚いグリップ | 薄いグリップ |
---|---|
ガンガン打てる | 多彩なショットが打てる |
スピンがかけやすい | スライスがかけやすい |
強いボールに負けない | 楽に返球できる |
高い打点に強い | 低い打点に強い |
安定感がある | 柔軟な対応ができる |
簡単に言うと、以下の通りです。
◇薄いグリップ
→強いボールに弱いがラケット操作に優れている
◇厚いグリップ
→強いボールに対応しやすいが操作性には不向き
どれが正しいというわけではなく、自分の特徴にあったグリップを選択することが望ましいです。
厚い薄いによるショットの打ちやすさ
各ショットにおける球種の打ちやすさについても、まとめました。
厚いグリップ | 薄いグリップ | |
---|---|---|
ストローク | フラット:〇 スピン :◎ スライス:△ | フラット:〇 スピン :△ スライス:◎ |
ボレー | フラット:◎ スピン :ー スライス:△ | フラット:〇 スピン :ー スライス:◎ |
サーブ | フラット:◎ スピン :△ スライス:△ | フラット:◎ スピン :◎ スライス:◎ |
グリップの種類 | ウエスタン セミウエスタン | コンチネンタル イースタン |
一般的には、ストロークは厚めのグリップ、ボレーやサーブが薄めのグリップとショットに応じて使い分けるプレーヤーが多いです。
しかし、プレースタイルによっては、すべてのショットを薄いグリップで行うプレーヤーもいます。
グリップごとの得意・不得意ショットを理解できれば、テニス技術の向上にも役立つでしょう。
テニスのグリップを握る際の注意点
グリップは、「握る」ではなく「支える」感覚で握りこむのがポイント。
握りすぎると、手打ちの原因やケガのリスクが高まるからです。
力みが取れる握り方の手順は、以下の通り。
- 手順①握る際は真上からではなく斜め下から
グリップエンドの方から握ろう
- 手順②指の関節を使って握りこむ
小指から順に第1関節と第2関節を使って握りこもう
- 手順③人差し指と中指の間に隙間を作る
目安は指1本分。人差し指はグリップを巻き付けるように
- 手順④グリップと手のひらが密着していないか確認
人差し指と親指のVの字のところから指が入ればOK
どのグリップでも対応でき、すぐに実践できます。
握りすぎだと感じる方は、試してみてください。
テニスのグリップの握り方まとめ
グリップの理解は、フォーム改善やショット精度の向上につながります。
もしかしたら、プレースタイルとグリップがあっていない可能性も……。
まずは、今の握り方はどの種類なのか、正しい握り方になっているかを確認してみてください。
プレーヤーのレベルや特性にあったグリップを選択するだけで、上達できることもあります。
グリップでお悩みの方は、ぜひこの記事を参考に、握り方を見直してみてください。
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コメント
ちょっと誤字が多くて混乱します…
イースタングリップの項目なのにコンチネンタルって書いてあったり、見てる項目はどこだったのかわからなくなります
ためになることを書いてあるのですから誤字は修正いただきたいです
コメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。誤字がひどすぎて申し訳ありません。
直ちに修正いたします。