2020年11月、バボラからコスパ最強の『EVOドライブ』が発売されました。
低コストが魅力のEVOドライブは、中高生や初心者・年配に向けたラケットのようです。


このような疑問も合わせて、現役のテニスコーチが
「babolat EVO ドライブ」
の特徴や本家ピュアドライブとの違いについてお伝えします。
バボラ EVO ドライブ|新作情報
- 発売日は2020年11月
- 全3機種
- 扱いやすいラケット
EVOドライブは、テニス入門ラケットの立ち位置となります。
低価格がウリで、本家ピュアドライブに備わっているテクノロジーを搭載した初心者向けの優しいラケットになっています。
全3機種のラインナップとなり、軽量ラケットでありながら自分から振っていけるスペック!
デザインは、ブルーカラーとホワイトカラーの2色展開となっています。
本家ピュアドライブよりも明るいイメージのラケットですね。
EVOドライブの機種ごとのスペックについて、詳しくみていきましょう。
バボラ EVO ドライブ|スペック
ラケット名 | フェイス | ウエイト | バランス | パターン |
---|---|---|---|---|
EVOドライブツアー | 102Inch | 285g | 320㎜ | 16×19 |
EVOドライブ | 104Inch | 270g | 320㎜ | 16×17 |
EVOドライブライト | 104Inch | 255g | 320㎜ | 16×17 |
注目はバランスポイントとストリングパターン!
EVOドライブのバランスは一般的なラケット(黄金スペック)のバランスと同様の320㎜です。
軽量ラケットの場合、ボールに打ち負けないようにバランスのラケットの先端に持っていくことが一般的です(340㎜・350㎜など)
言い換えれば、一般ラケットにも負けないパワーを秘めてるということになります。
また、ストリングパターンはEVOツアーこそ一般的な16×19となっていますが、他の2機種は16×17となります。
ガットの本数を減らすことで、ガットのたわみでボールを飛ばしてくれる工夫をされています。
こうしたスペックの工夫は、EVOドライブの特徴ともいえますので、深堀していきます。
バボラ EVO ドライブ|特徴
EVOドライブの大きな特徴は3つ!
■軽量なのにしっかり振れる
■コスパ最強
安くて性能も良くて、一般的な軽量ラケットとは一味違うといった感じです。
本家のテクノロジーを搭載
- ウーファーシステムでパワー健在
- 振動吸収の入れ方をEVO版に改良
バボラといえばウーファーシステムによるパワー!
このシステムがあるから、軽量ラケットでバランスポイント320㎜でも、ボールに打ち負けないのですね。
振動吸収も本家と同様のコアテックスという素材を搭載。
本家ピュアドライブでは、打ちごたえを作るためのコアテックスの入れ方をしています。
対して、EVOドライブでは、芯を外しても不快感がないように、コアテックスの入れ方を変えています。
しっかり振れる軽量ラケット
- テクノロジーとスペックの工夫
→軽量だがラケットの力だけに頼らない
→振っていける軽量モデル
軽量モデルは、腕力に自信のない人が使うことが多いため、楽にボールが飛ぶように設計されています。
そのため、スイングスピードが遅くラケットのパワーを借りたい方がターゲットになるわけです。
対して、EVOドライブは、軽いのにしっかり振れるスペック・パワーを追求したテクノロジーを組み合わせています。
「軽いラケットでパワーが欲しい。自分から振っていけるラケットが欲しい」
といった中高生や初心者、重いスペックだとしんどくなってきた方が扱いやすいラケットですね。
コスパ最強
- 定価が20,000円程度
→テクノロジーがしっかり!
→安くて本格的な打球が打てる
一般的なラケットだと35,000円から高くて40,000円を超えるものまであります。
価格が高い分、メーカーの技術がふんだんに盛り込まれているわけですね。
対して、安いラケットは、打った時に「あー、やっぱり安い感じだな」と思ってしまいます。
一般ラケットに見劣りしない性能で20,000円前後のラケットを作ったバボラはすごい!
これからテニスを始めるけど続くがわからないし、ラケットに3万も4万も出せないよ…という人に最適のラケットですね。
EVOドライブとピュアドライブの違い
EVOドライブ | ピュアドライブ | |
---|---|---|
打感 | 優しめ | ガンガン系 |
威力 | それなり | 抜群 |
弾道 | あがりやすい | 直線的 |
ターゲット | 初心者向け | 中級層~ |
定価(税込) | 20,900円 | 35,200円 |
ピュアドライブの初心者向けがEVOドライブという感じですね。
扱いやすさは断然EVOドライブになりますが、ある程度テニスをやっている方ですと物足りなさは否めません。
使いやすい包丁とプロが使うような包丁に似ています。
性能はよいが一般大衆向けのEVOドライブとより洗礼された打球を追求したピュアドライブという感じです。
➡ピュアドライブ2021を評価|特徴や前作との違いをコーチが解説
両者を比較した際、以下のような違いでラケットを選ぶとよいですね。
- ガンガン振っていきたい ➡ピュアドライブ
- 快適にボールを飛ばしたい➡EVOドライブ
EVOドライブは、まだ体が成長過程の中高生やこれからテニスを始めるという方への導入ラケット として最適です。
\EVOドライブの詳細情報/
※ネットだと15,000円前後という安さ。
テニス部を考えている、スクールに入会したいという方は、気軽にお求めできるので、ラケット選びの候補として、ご参考ください。
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