2020年9月にダンロップから最新作の「FXシリーズ」が登場しました。その中でも黄金スペックにあたる【FX500】を現役テニスコーチが試打しましたので、レビュー・インプレします。

FX500はパワー系と聞いたけど実際どうなの?

打感はどうなのかな?

ダンロップのパワー系担当のラケットとあって、爽快感抜群でした♪
詳しくインプレしていきますね!
ダンロップ FX500 の評価・レビュー
早速ですが、一番初めにFX500を評価・レビューしていきます。
打感 | ★★★★☆ | 振動を感じない |
パワー | ★★★★☆ |
フラット系は抜群 |
コントロール | ★★★★☆ | 意外と制御が難しいかも |
回転 | ★★★☆☆ | 可もなく不可もなく |
操作性 | ★★★★☆ | 取り回ししやすい |
※管理人の感覚での評価です
FX500はフラット系スピードテニスといった感じ!
フラット系の伸びはピカイチでした。
強く打つ場合はドライブを意識、通常はパワーアシストを感じながら打つとボールの威力を活かしつつ安定したボールが打てます。
スライス系は抜群でした。
操作性が良く初速も速いので、伸びのあるスライスを意識的に打ちやすい!
アプローチで使うとスピード感のあるテニスを展開できそうですね。
打感は振動がなくあっさり系でした。
「パンッ」という弾き感が強いので、ガンガンなテニスよりかはスマートなテニスをする人向けといった感じでした。
基本的には癖がなく、スイングスピードに対して素直にボールが飛び出していくので、フラット系プレーヤーのためのラケットという感じです。

僕は普段300g以下のしなるラケットを使っていますが、ちょっと合いませんでした汗
しなるラケットを使う人はボールを掴んでいる感覚が好きだと思いますが、FXは若干弾きが強いためだと思います。
素直にスイングをしたときは綺麗にボールは飛んでいったので、シンプルなスイングの人に向いているラケットですかね。
Dunlop FX500 の特徴
スペック
ウェイト 300g
バランス 320㎜
フレーム厚 23~26㎜
パターン 16×19
中厚系ラケットの黄金スペックとなります。
特徴
■パワーがあるのにマイルドな打感
振動が少ないパワーラケット!
想定以上に軽い打感でパワーが出せるラケットです。
ーFX500の詳細はこちらー
Dunlop FX500 のインプレ
・低い弾道は勝手にボールが伸びる
・スピンはそこまで、スライスは一級品
打感・弾道
■打感:ずっしりではなくあっさり
黄金スペックの中では柔らかい打感の部類になります。
食い付き感は多少あるな~という程度。基本的には弾きが強いです!
ダンロップ特有の技術で、腕への衝撃はかなり少ないので、打ち心地という点では食いつき感は少ないです。
■弾道:上にはあがりずらい
弾道は低い弾道がよい!というよりかは、低い弾道にならざる負えないという感じ。
ラケット自体が平行スイングの方がしやすいということもありますが、上にあげようとするとボールの制御がしずらかったです。

打感がすごく軽く感じました!
あまりに衝撃がないので、打った感じがしないと感じる方もいるかも。
「パンッ」という打感が好きな人にフィットしますよ!
パワー・ボールの飛び方
■パワー:想定以上のパワーが出る
打った時に伝わる情報よりもパワーアシストは強めです。
この感覚に慣れれば楽にテニスをすることができますが、慣れるまではボールが制御できないという感覚になってしまうかも。
そのくらい、ボールの飛び出しは強めです。
■飛び方:伸び抜群!ドライブと合わせて
自分から打ち込むときは多少のドライブを入れるとボール伸び+安定感の両方を補うことができました。
カウンターショットでは、スーとボールが飛んでくれて、かなりの威力を発揮!
逆にラケットを中途半端に振ってしまうと、ボールが飛びません。
ラケットを振りぬくことでパワーと安定感を手に入れることができました!

直線的にスーと伸びてくれるので高い弾道にしたらかなりアウトしちゃいました汗
ネットを恐れず低い弾道をイメージするくらいでちょうどよいかな!
回転系
■スピン:基本的には少なめ
ラケットへの食いつきが少ないこともあり、スピンほどの縦回転をかけようとするとラケット本来のパワーを消してしまい失速してしまいます。
ドライブ程度の少なめの回転量ならば、ボールの勢いを保ちつつ安定感もプラスされてよい感じ!
■スライス:低い弾道のスライスが打てる
かなり飛び出しは強い!
低い弾道で飛んで行ったと感じても、ボールの伸びがあるのでネットをスーと超えてくれて、弾んだ後に低いバウンドで伸びるスライスが打てます。
ただ、ドロップなどの小技に関してはあまり向かないです。

スピンをかけようと思って上に振りぬいたのですが、振りぬきが悪くボールがラケットからこぼれる印象でした。
逆にスライスは打ちたいボールのイメージ通りに飛んでくれます。
平行スイング〇・縦スイング△といった感じ。
Dunlop FX500 のまとめ
FX500はこんな方に向いているラケットです!
・カウンターでエースをねらいたい
・相手に攻められないスライスを打ちたい
癖が少ないラケットなので、スイングがそのままボールの飛び方に影響します。
普段からフラットを打ってる人で「もう少し伸びが欲しい」「もう少し楽に打ちたい」と感じる方は、FX500は選択肢の一つに入ると思います。
ただ、普段軽めのラケットを使っている方ですと、想定以上に飛んでいくギャップが強く、使いずらいかもしれません。
その場合は、一つ軽いスペックのFX500 LSが無難ですね。
パワーも欲しいしスピンもかけたい!という方は、同じダンロップのSXシリーズが良いです。
>【2019年新作】ダンロップ SX300の特徴は?弾道補正機能を搭載!
フラット系の方でパワーを求める方全般におすすめできるラケットですので、なかなかエースが取れなくて悩んでいるという方やより速いテニスを展開したいという方は試す価値ありですね!
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