ヨネックス Vコアプロ100(2019)の評価!特徴や類似ラケット比較も

※このサイトは広告を含む場合があります。

2019年9月にVコアの上位モデル『Vコアプロ』が発売されました。

前作から1年半後の発売と早いサイクルで登場したVコアプロ2019シリーズが気になる方も多いのではないでしょうか。

 Vコアプロってどんな打感なの?
今作は柔らかいって聞いたけど、何が違うのは?
現役のテニスコーチが、Vコアプロ100を実際に試打した感想をもとに、評価や特徴・類似ラケットとの比較も合わせてインプレしていきます。
スポンサーリンク

ヨネックス Vコアプロ100の特徴

スペック

フェイス  100インチ
ウエイト  300g
バランス  320mm
フレーム厚 21-21-21
パターン  16×19

スペックは100Inch/300gと黄金スペックとなりますが、フレーム厚は21㎜しかなく、薄ラケの分類となります。

デザインは黒×深いグリーンとなっており、クラシックなイメージとなっています。メーカーは違いますが初期のグラファイトを彷彿させる色合いでかっこいいデザインですね。

特徴
・振動がこない!?
・打感が柔らかい
・薄ラケなのに飛ぶ!

VDM(振動吸収メッシュ)をグリップ内部に搭載!これにより、打球時にビーンとくる振動が感じることなく打球ができるため、薄ラケなのに打感が柔らかく感じるとのことです。打球音は高音なのに手に伝わる振動が少ないというのは不思議な感じですが、これにより、長期戦になっても体への負担軽減されるので、競技志向のプレーヤーからしたら、うれしいテクノロジーですね。

namd(エヌアムド)という高次元カーボンを搭載!復元力が非常に強いため、ボールの食いつきを感じることができるため、スピンがかかりやすくボールにパワーも出せるためバウンド後に勢いが増すというものです。また、エヌアムドは、ラケットを振れば振るほど打球後の復元力が増しますので、よりボールの食いつきを感じることができ、打感も柔らかく感じることができます。

もちろん、ヨネックス独自のフレーム形状からなるスイートスポットの広さも健在で、薄ラケなのに柔らかい打感でボールが飛ぶ!という、プレーヤーの体への負担を考慮しつつボールにパワーを当てる設計となっています。

ヨネックス Vコアプロ100の評価

・ボールの飛び出す勢いが凄まじい
・スピンがしっかりとかかる
・振れば振るほどコートにボールが収まる
打感は薄ラケの中ではかなり柔らかい感じがします。鉄板でボールを打っているような感覚はなく、ボールがガットに食いついてる感覚はありました。といっても、同じ100Inch/300gのラケットと比べれば打感は硬いです。あくまで、薄ラケの中では柔らかい部類に属するということなので、やはり100Inch/300gでも競技者志向のテニスラケットになってきますね。
また、振動は本当に軽減されているのが体感できました。VDM(振動吸収メッシュ)というのは伊達じゃないですね。VDM単体で販売してくれればよいのにというほど、振動を感じませんでした。
パワーはしっかり感じられます!しなる感覚もあり初速もしっかり出せるラケットでした。しなるといってもフレーム全体がしなるというよりは、ラケット面全体がしなるといった印象で、面の安定性も感じられコントロールもぶれにくいのかなと思います。
スピン性能はラケットを振れば振るほどかかってくれる印象です。アウトになるのかなーと思った軌道でも、相手コートでしっかりボールは落ちてくれます。逆にスイングスピードが遅いとあまり回転はかからなかったので、ラケットを振れば振るほどVコアプロの良さを体感できます。

Vコアプロ100のおすすめプレーヤー

今作のVコアプロは薄ラケ特有の弾く感覚というよりは、ボールを掴む感覚を大きく得られるので、ガンガン振りつつもフィーリングを大切にしたい人に向いているなーという印象です。

特にVコア100は、黄金スペックでありながら競技モデルでもあるので、現在同じようなスペックのラケットを使っていてワンランク上のテニスを目指したい方などには非常に良いラケットだと感じました。

今までVコアを愛用していた方も、性能自体は前作とほとんど変わらず、そこに振動吸収が加わったというラケットですので、より快適に長時間テニスを楽しむことができそうです。

・100Inch/300gのラケットだと飛びが抑えられなくなった方
・薄ラケで柔らかい打感を求めている方
・フラットでもスピンでもパワーのあるボールを打ちたい方
逆に、相手のボールを利用してスイングをする方には非常に硬く感じてしまいますので、おすすめはできません。
ラケットをしっかり振っていき、薄ラケでパワーと柔らかさの両立を求めている方におすすめのラケットです!

Vコア100(300g)

Vコアプロ100(280g)

Vコアプロ100には300gの他に280gの軽量モデルの2種類があります。

操作性を重視したい方、女性でガンガン振っていていきたいという方は280gも良いかと思います。

Vコアプロ100と類似ラケットを比較

【スペック違い】Vコアプロ97
【類似ラケット】ヘッド グラビティMP
上記の2機種とVコア100を比較していきます。

Vコアプロ97と比較

フェイスが一回り小さいため、より振り抜きはよく、97とは思えないほどしっかり飛んでくれます。

100と比べると相当スイングスピードが速くないと回転がかけずらいので、スピンもかけたいのであれば100、フラットやフラットドライブでガンガン攻めたいという方は97がよいでしょう。

↓Vコアプロ97をチェック↓

ヘッド グラビティ100と比較

ブイコア100よりも重さが5g軽く、フレームが1㎜厚いグラビティ100ですが、両者は薄ラケでよく飛ぶというコンセプトが非常に似ている機種になります。

Vコア100は、バーンと飛んで回転がかかってコートに収まる感覚なのに対して、グラビティMPは、ボールを掴んで打ちたいボールを表現してくれるといった感覚になります。

ガンガン攻めたい方はVコア100、コントロール重視のオールランダーはグラビティMPという選び方がよさそうです。

↓Vコアプロ97の詳細をチェック↓

Vコアプロ100まとめ

競技志向のプレーヤーが好みそうな打感をしている今作のVコアプロシリーズですが、2種類の重さから選べることで女性や中級者でも手が届くラケットとなっています。

柔らかい打感と言ってもあくまで競技者向けからみた評価なので、ピュアドライブやインスティンクト・ウルトラツアーなどを使っていた方からすると硬く感じると思います。

ただ、しっかり振れる人であれば、打った直後の爽快感や自然と回転がかかる感じを体感できますので、今のラケットが飛びすぎるとお悩みの方や、逆に今使ってる薄ラケが硬すぎると感じてる方には、しっくりくるラケットなのかなと思います。

↓Vコアプロ100をチェック↓

コメント