ヘッドから待望の新シリーズ「グラビティ」が2019年7月に販売となりました。ヘッドの広告塔でもあるズベレフ選手が使用しているラケットとあって非常に注目を集めております。


グラビティMPの特徴
スペック
フェイス 100インチ
ウエイト 295g
バランス 325mm
フレーム厚 22-22-22
パターン 16×20
スペックはここ最近はやっている100Inch/295gとなり、ツアーモデルということでフレームは22㎜と薄ラケの分類になっています。
デザインは黒基調に片側に赤のライン、もう片側にグリーンのラインと表裏でカラーが違う他のヘッドのラケットとは異彩を放っているラケットになっています。
特徴
・打感が弾かずにつかむ
・コントロール重視のラケット
ティアドロップという滴がこぼれるようなラケットの形(ラケット上部にいくにつれ膨らみを持たせる形)をさせることにより、通常の円形フレームよりも5.5㎜スイートスポットを上部に設定しています。このことにより、スイートスポットのエリアが広がり、ラケットの上の方でボールを捉えてもしっかりパワーをアシストしてくれます。
グラフィン360+を搭載!ヘッドで主流となっているグラフィン360テクノロジーに新たに「+」が加わっています。グラフィン360にプラスしてスパイラルファイバーをフレーム下部に搭載し、よりパワーロスを軽減しボールをつかむ感覚を生んでいます。
さらにグロメットの溝にも秘密があり、通常よりも深くすることでボールを掴む感覚をより実現し、コントロール性に富んだラケットとなっいます。
3つのテクノロジーが薄ラケなのに柔らかくて飛ぶといった特徴のあるグラビティシリーズを形成しています。
ヘッド グラビティMPの評価
グラビティMPを一言でいうと、ラケットを振るプレーヤー向けオールラウンダーモデルという感じでしょうか。
・ スピンが勝手にかかる
・操作性に富んでいる
グラビティMPのおすすめプレーヤー
グラビティシリーズはヘッドの中でもラジカルに近いマイルドさがありプレステージと同等のコントロール性能が高いラケットと言え、その中でもグラビティMPはオールラウンダーモデルとなります。
フラットもしっかり打てますし、場面によってはスピンもかけたいといった柔軟性があるラケットなので、ツアーモデルでありながら多くのプレーヤーが使いこなせるラケットだと思います。
・ヘッドでボールを掴む打感を望む方
・スピンもかけたいフラット系プレーヤー
グラビティMP2019をチェック
グラビティMPと類似ラケットを比較
グラビティMPのスペック100Inch/295gと同じスペックのラジカルMPとグラビティーMPより10g思いグラビティTOURの2機種と比較をしていきます。
近いスペックのラケットで悩んでいるという方はご参考いただければと思います。
ヘッド ラジカルMPと比較
ラジカルMP …100 ウエイト295 バランス320 フレーム20/23/21 パターン16×19
グラビティMP…100 ウエイト295 バランス320 フレーム22/22/22 パターン16×20
スペック的にはほぼ一緒といってよく打感のマイルドさも似ているラジカルMPですが、グラビティMPはしっかり振っていかないと飛ばない印象が出てくるのに対してラジカルは、ラケット自体にパワーがある印象です。
ラケットを振っていくのであればグラビティ、パワーアシストを感じたいのであればラジカルといった感じで選ぶと良いかと思います。
ヘッド グラビティTOURと比較
グラビティTOUR …100 ウエイト305 バランス320 フレーム22/22/22 パターン18×20
グラビティMP …100 ウエイト295 バランス325 フレーム22/22/22 パターン16×20
グラビティMPよりワンランク重いTOURですが、シャープな打感でグラビティの良さを感じられるのはTOURになります。ただ、スピンがかけやすいのはMPとなります。
ラケットをガンガンと振っていってコントロールも求めたいフラット系プレーヤーはTOUR、スピンも混ぜつつ柔軟性なテニスをしたい方はMPがよさそうです。
ヘッド グラビティMPのまとめ
同時期に販売されているヘッドのラケットに比べ打感がまるで違うグラビティシリーズとなりますので、ヘッドは使いたかったけど堅いイメージがあるので敬遠してたという方はぜひお試しいただきたい1本ですね。
また、他メーカーの黄金スペックに近いラケットと比べると薄ラケに分類されるため、今まで黄金スペックを使っていてボールが飛びすぎてしまうという方には、ツアーモデルの導入ラケットとして使用してもよさそうです。
基本的にはラケットをしっかり振っていくプレーヤー向けのテニスラケットにはなりますので、薄ラケだけどボールを掴む打感を好む競技志向のプレーヤーやラケットを振っていく中級プレーヤーはぜひ試したい1本になるのではないでしょうか。
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