テニスラケットの重さについて、現役のテニスコーチがスイングウエイトと合わせて解説していきます。

私に合うラケットの重さが知りたい

重さとスイングウエイトの違いってなに?

ラケットの重さの指標として、一般的に男性が300g前後・女性が285g前後といわれますが、あくまで指標です。
重さだけでラケットを選ぶと失敗することもあります。
自分に合うラケット選びの参考にください。
※ちなみに僕は275gのラケットを使っていましたよ。
テニスラケットの重さについて
ラケット選びの指標の一つとして挙げられるのが重さですね。
テニスラケットの重さについて、以下のポイントを押さえておきたいです。
- 重さ=ラケット本体
- 重さだけでラケットを選ぶのは危険
実は、ラケット選びをする際に「重さの勘違い」をしていることが多いのです。
重さの勘違いを理解することで、快適にテニスを楽しむことができますので、上記2つのポイントを詳しく解説していきます。
重さ=ラケット本体
- 重さ=ラケットを持った時の重さ
- スイングウエイト=振った時の重さ
※ラケットを振った時の重さは「SW」と表記され、スイングウエイトと呼ばれます。
ラケットの『重さ』とラケットを振った時の重さ『スイングウエイト』は別モノという話です。
例えば、310gのラケットでも、スイングウエイトは290gというラケットがあります。
言い換えれば、重さが軽いから振った時も軽くて振りやすい、重量があるから振った時は重く感じて大変、と一概に言えないということになりますね。
ラケット表記にある重さは、あくまでラケットを手にしたときに感じる重さということを知っておきましょう。
重さだけで選ぶのは危険
- テニスはラケットを振るスポーツ
- 重要視するのはスイングウエイト
テニスはラケットを振ってボールを飛ばす競技ですから、実際は、ラケットを振った時の重さがプレーヤーに与える重さの感覚になります。
ラケットを持った時は軽い(重い)のに、実際に振ると重く(軽く)感じたという経験はありませんか?
こうした感覚の違いでラケット選びに失敗しないためにも、スイングウエイトを基準としてラケットを選ぶとよいでしょう。
ラケットの選び方|重さよりもスイングウエイト
テニスラケットを選ぶ際は、以下の2つを行うことで、失敗が少なくなります。
- 実際にラケットを振ってみる
- 実際にボールを打ってみる
ラケットを持っただけで、自分に合ってる重さだなと納得してしまわずに、実際にスイングをしてみることが大切です。
テニスはスイングをしてボールを飛ばす競技ですから。
スペックを指標として候補を選び、実際に使用することで、効率よく自分に合ったラケットを探すことができるでしょう。
スイングウエイト表記があるメーカー
実際に使用するにしても、なかなか試し打ちできる環境がない…
という方は、数は少ないですが、スイングウエイトを表記しているメーカーさんもあります。
- Prince
- スノワート
この2社は、スイングウエイトを表記していますので、ラケット選びの指標として参考にしてみてください。
➡プリンスのテニスラケットを評価|特徴やおすすめを機種ごとに紹介
ただ、多くのメーカーはスイングウエイトを公表していないのが現実です。
スペックだけで判断できない・どうしても実際にラケットを振って確かめたい という方は、「テニスラケットレンタルサービス」を利用するという手もあります。
テニスラケットの試打レンタル
現状、テニスラケットを試打するには、ざっと以下のような方法があります。
・大型店の試打貸し出しサービス
・専門店の試打貸し出しサービス
・メーカー主催の試打会
・友人から借りる
・試打レンタルを利用
その中でも、今、注目を集めているのが、テニスラケットを借りることができる「試打ラケットサービス」です。
借りられる期間は1週間程度で、料金は送料込みで2,000円前後というのが一般的です。
なかなか試打ラケットを借りられる環境にない方にとって、試打レンタルはうれしいサービスですよね。
メーカーも独自に貸し出しサービスを行っているところがありますが、楽天でもテニスラケット試打レンタルを申し込むことができます。
有名どころのメーカーはほとんど借りることができ、新作ラケットのレンタルもできますよ。
テニスラケットの重さ まとめ
テニスラケットの重さについて、簡単にまとめます。
- 重さはラケットを持った時の重さ
- ラケットを振った時に重さはスイングウエイト
- ラケット選びは重さよりもスイングウエイトを
- 試打レンタルのうまく活用しよう
単純にラケットの重さだけを見ればよいということではありません。
テニスにおいて重さよりも大切にしたいのがスイングウエイトです。
自分好みの重さがあったからと言って、実際にスイングをしたら全然違った…なんてことがないようにしたいですね。
しっかりテニスラケットを選びたいのであれば、実際に自分でラケットを振って、打球して、無理のないラケットを選ぶことをおすすめします。
この記事が、ラケット選びの参考になれば幸いです。
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