現役のテニスコーチが、テニスガットの太さ(ゲージ)について、疑問を解決していきます。

ガットに太さがあるの知らなかった……ゲージが変わることで、打感にどんな影響があるの?

ゲージの選び方のポイントってあるのかしら?

ガットの太さが変わることで、だいぶ打感に影響ができてきます。
どのガットの太さがおすすめというのは、人それぞれかわってきます。ガットの太さの違いや特徴・選び方を解説していきので、ぜひご参考いただき、自分にあるガットの太さを見つけてみてください。
テニスガットの太さ(ゲージ)による違いの影響
まず、テニスガットの太さでによって、様々な影響がでるのかの結論をお伝えします。
■ボールの飛びが変わる
■耐久性が変わる
軽視されがちですが、ガットの太さが変われば強度も変わりますし、打った時の感触も変わってきますので、実際のプレーにも影響を与えます。
そもそも、ゲージってなに?太さの数字てなに?という方もいると思いますので、解説していきます。
テニスガットの太さの種類と特徴
テニスガットのパッケージに小さく書いてある1.25㎜とか1.30㎜の表記が、ゲージの太さです。
現代のテニスでは1.25㎜が基準値となっており、基準値より数値が低ければ「細いゲージ」大きければ「太いゲージ」という認識になります。
※10年以上前でしたら1.30㎜程度が基準値でありましたが、テクノロジーの進歩でガット自体の耐久性が上がったということもあり、基準値自体が細くなっています。
細いゲージ(~1.25㎜)
■反発がある
■ガットが切れやすい
クリアーな打感となり、弾き感が強いのが細いゲージの特徴です。
パーンと飛ばしたいという方は細いゲージのガットを好む傾向があります。
太いゲージ(1.30㎜~)
■反発が少ない
■ガットが切れにくい
ボールを受け止める感覚が強くなり、コントロールしやすいのが太いガットの特徴です。
自らしっかり打っていく方は太いゲージを好む傾向にあります。
テニスガットのゲージの選び方
僕がおすすめするゲージの選び方のポイントは3つです。
■切れにくいから太いゲージ!はやめよう
■ガットを変える前にゲージを変えよう
ゲージ1.25㎜から試す
基準値から試した方が、自分の好みのゲージにいち早くたどり着くことができるので、おすすめです。
切れにくいという理由で太いゲージを選ばない
もったいないからといって切れにくい太めのゲージを選ぶというのは、おすすめしません。
もしかしたら細いゲージのガットの方がフィーリングが合っている可能性もありますし、太さによって打感もは大きく変わってきます。
ガットは消耗品ですので、切れにくい!ではなく、打ちやすい!を基準に選ぶようにしたいですね。
合わないと思ったらまずはゲージを変えよう
このガット、なんかしっくりこないなーと思った時は、ゲージを変えることで解決できる可能性もあります。
安易に違う種類のガットに変えるのではなく、まずは同じ種類のガットで太さを変え、それでもどうしても無理だと思った際は、違うガットにトライしてみてください。
違うガットにすると、打感はまるで変ってきますので、仮に合わなかった時のリスクも抑えることができますよ。
自分好みのテニスガットのゲージを見つけよう
テニスガットの太さについて、もう一度まとめます!
■パーンと打ちたいなら細いゲージ
■しっかり打ちたいなら太いゲージ
■今のガットに「ん?」と思ったら、まずはゲージを見直す
ガットは直接ボールを打つので、打感にものすごく影響を与えます。
テニスを快適なものにするためにも、ぜひゲージにも注目しつつ、適度のガット張替えをしてみてください!
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