テニスの練習に「3つの工夫」をいれて効果UP【上達メニュー紹介】

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テニスの練習でもっと効果的な方法が知りたいという方に向けて、現役のテニスコーチがテニス練習を工夫する方法をお伝えします。

仲間とテニスをすると、ラリーして試合して、楽しいだけになっちゃうんだよな。

よく地味連をするんだけど、この練習本当に意味があるのか不安になることがあるんです…

このような方は多いと思います。

具体的なメニューも一緒に紹介していますので、ぜひ、取り入れてみてください。

ーこの記事におすすめの方ー

■練習をしても上手くならない方
■ラリー練習がただ一生懸命なだけになる方
■地味連を良くする方

■試合で勝つための練習がしたい方
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テニスの練習で効果をあげる3つの工夫

テニスの試合(実践)では、目まぐるしく変わる条件の中で、ポイントを取り合い、そのために、打ち方などの技術が必要ですね。

実践・条件・技術の3つに焦点を当てて工夫をすれば、単純な練習メニューが効果の高い練習メニューへと変貌します。

■条件をいれた練習
(回数制限・コース制限など)
■実践に近い状態で練習
(ポイントをかける・ポジションの工夫など)
■技術向上のため練習グッツを使用
(打ち方を強制・狙う的を置くなど)

具体例①条件を入れた練習

ストロークラリーで良く見受けるのが、制限がなくプレッシャーのないラリー。

試合には、コートに入れなくてはならないという制限があり、この条件の中でポイントを取り合っていきますよね。

練習では打てるのに、試合だと打てないという方は、条件を加えた練習をしてみてください。

■回数条件(○○回つなげるラリー)
■範囲条件(エリアを決めてラリー)
■狙う条件(互いに的を狙ってラリー)

ミスを減らしたいのであれば回数条件・コースを打ち分けたいのでれば範囲条件を加えるなどの工夫をすれば、条件の中の試合でも力を発揮することができてきます。

管理人
管理人

回数や範囲・狙うを組み合わせるとより負荷のかかった条件付き練習メニューになりますね。

具体例②実践を想定した練習

ボレー対ストロークの練習でよく見受けるボレーヤーの立ち位置。

サービスラインとネットの間に立ってボレーをしている方を多く見受けますが、実践を想定すれば「立ち位置」も変わるはずです。

ボレーヤーが仮に繋げる目的であるならば、実践では並行陣の後ろのプレーヤーということになり、立ち位置はサービスラインになりますよね。

■サービスラインにボレーヤー→繋げる練習
■ネット近くのボレーヤー→決める練習

実際の試合を想定して、練習を取り組む工夫をすることで、実践で練習の時と同じ環境でテニスができるようになります。

管理人
管理人

普段ネット近くで練習をしている人は、並行陣になった時も、知らずしらずのうちにポジションが前になっちゃいます。

具体例③グッツを使った練習

今や、便利なテニスグッツがたくさんあり、使いようによっては練習効率を飛躍的にアップすることができます。

テニス練習グッツを使う目的は主に2つです。

■条件をつけるための練習グッツ
■フォームを強制するための練習グッツ

マーカーや簡易ラインなどは、球出し練習や条件付きラリーの際に大いに役立ちますし、フォームを強制したいのであれば、強制グッツを使用するのも手です。

例えば

ストロークでスピンをかける練習がしたいけど、手首がどうしても動いてしまうという方でしたら
スピン練習グッズ スピンフォーム」を使用してラリー練習や球出し練習をするのも良いでしょう。

サーブのフォームを改善したいというのなら、素振りでサーブの動きを確認できる「テニスサーブ練習機 サーブアップ」を使用して、家で練習することもできますね。

必要に応じてテニス練習グッツを活用することで、より中身の濃い練習メニューにすることができます。

まずは実践をイメージししてみる

練習は実践のためにあるものです。

試合を想定して考えて自分なりに工夫することで、練習の本質を見直す機会にもなり、より身の入った練習ができてきます。

逆にユーチューブのテニス練習方法やサイトの練習のやり方などを参考にしてやると、結局何の目的でこの練習をしたんだっけ?なんてことにもなりかねません。

まずは、自分で実践想定を考え、そのうえで、目的にあった動画や記事を参考にした上で自分なりの練習方法を工夫して行うことをすすめます。

テニスの練習で3つの工夫を取り入れたメニュー

ショートラリー

ウォーミングアップでよく使わるショートラリーですが、工夫をすることでただのウォーミングアップから立派な練習メニューとなります。

まずは、今日の練習でなにを目的にするのかの実践想定をします。

目的に合わせた条件をショートラリーに盛り込み、必要であればテニスグッツも使ってみましょう。

例えば、このような場合

今日はゲームでショートクロスを打つぞ!

管理人
管理人

でしたら、ウォーミングアップのショートラリーでショートクロスの意識付けも一緒にしましょう。

内容:意識付けのためのW-UP
実践想定:回転をかける
条件練習:振り切ってショートラリー
グッツ:オレンジボール

オレンジボールはボールが飛ばないですから、振り切るという条件化でもラリーがしやすくなりますし、ボールに色がついているため、回転しているかどうかを目で確認することもできますね。

今回はショートクロスでしたが、コントロールをつけたいのであれば、相手のフォアバック交互に狙うでも良いですし、並行陣で安定したいのであれば、ミニボレストで重点的に練習するのも良いですね。

たった5分の練習ですが、単純なショートラリーに3つの工夫を組み込めば、今日の練習の意識付けにもなり、その後の練習にも効果を発揮してくれます。

>>オレンジボールの詳細ページ

ストロークラリー

ストロークラリーは最も基本的なラリー練習メニューとなりバリエーションも豊富ですが、実践向けの練習メニューをご紹介します。

すべてのラリー練習でもできますので、ぜひトライしてみてください!

さー、ラリーたくさんつなげるぞ!

管理人
管理人

つなげることも大切ですが、それだけだとラリーのためのラリー練習になっちゃいます。
試合のためのラリー練習も取り入れてみましょう!

内容:○往復ラリーをした後、ポイントをかけて勝負
実践想定:ラリーの中でポイントを取るには
条件練習:回数を決めて、ラリーをする
グッツ:マーカー・ライン

ラリーをつなげること、ストロークからポイントを取る事の2つを目的とした練習です。

ラリーの安定の他に、ラリーをする中でつなげた後いかに優位な形でポイントにつなげていくかといった想像力や戦術の部分も同時に練習ができ、より実践的なラリー練習になりますね。

この練習は、ラリーのつなげる部分にバリエーションを持たせることができますので、レベルにあった条件化で練習をしてみましょう。

■条件の例
・クロスラリーで○回つなげた後、ポイントラリー
・範囲を制限して○回つなげた後、ポイントラリー
・マーカーを狙いながら○回つなげた後、ポイントラリー

ボレストラリー「基本編」

ダブルスをやる方ですとメインとなる練習だと思いますが、基本編としてつなげる・狙う・安定にフォーカスした練習メニューを紹介します。

並行陣でもラリーができるように練習するぞ!

管理人
管理人

ボレーヤーは立ち位置と狙う・ストローカーはコースとスピードに気を付けて練習してみましょう。

内容:並行陣を想定したラリー
実践想定:並行陣後衛でのラリー安定
条件練習:立ち位置とコース
グッツ:グリーンボール・マーカー

ボレーヤーの立ち位置が前すぎると、つなげる意味がなくなりますので、必ずサービスラインを立ち位置にしましょう(並行陣前衛の人はつなげではなく決めが主のため)

普段サービスラインでボレーをしていない場合、ローボレーが多くなったりと非常に難易度が上がります。

そんな場合は、まず以下の練習を取り入れてみましょう。

■ミニボレストでストローカーはボレーヤーの足元を狙ってラリー
■グリーンボールを使用し、つなげやすい環境でラリー

>>グリーンボール詳細ページ

ボレストラリー「実践編」

並行陣前衛を想定したボレスト実践メニューで、ロブにフォーカスしたメニューです。

ロブって試合ですごく多いから、練習したいの。

管理人
管理人

ボール出しでロブをあげて、強制的にロブが上がった環境を作って練習してみましょう。

内容:並行陣前衛VSストローカー
実践想定:ロブ後の動きと対応
条件練習:ボール出しの方法・立ち位置
グッツ:なし

ストローカーはどのくらいのロブをあげれば相手に攻められないのか・自分が動きやすいのかなどを意識してボール出しをすると、ただのボール出しが立派な実践練習となります。

ボレーヤーは、前衛の時にロブをあげられることが実践想定となりますので、立ち位置はネット付近にしましょう。

ストローカーがロブを上げた後はフリーラリーです。互いにポイントを取られないように意識しながら練習することで、実際の試合時にも状況に合わせた柔軟な対応ができてきますよ。

ボール出しの部分をロブではなく、相手の足元や強打などバリエーションを加えれることもできます。

工夫することで楽しく真剣にテニスの練習ができる!

テニスの練習で工夫するための基礎となる考え方をもう一度まとめます。

■練習のための練習ではなく、試合のための練習を
■実践を想定することで工夫が生まれる
■回数や範囲など条件を加えて練習
■必要に応じて練習グッツを使うのも手
練習メニューを考えることは、その場の練習効率の他にも、自分を見つめなおす時間(フィードバック)や考える力(創造力)など目に見えない部分も同時に鍛えられます。
ちょっとした工夫を取り入れることで、意識も散漫せずに集中して練習することができますので、ぜひ参考にしてください。

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>>テニス練習メニュー

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