テニスでコントロールは最需要項目です!
しかし、同時に、コントロールに悩むプレーヤーは非常に多くいるのも、事実です。
2000人以上のプレーヤーを見てきた現役のテニスコーチが、コントロールのコツやコントロールの仕組み・コントロールをするための方法をお伝えしていきます。
~こんな悩みを持つ方におすすめ~
🎾練習ではできるのに、試合だとダメになる
🎾そもそも、コントロールができない
目次
テニスでコントロールを向上させるコツ
・体の回転を使用したスイングを身につける
・どんなボールを打ちたいかの弾道イメージをする
テニスでコントロールができない理由
コントロールを形成している大まかな3つの要素は以下の3つです。
・距離のコントロール
・高さのコントロール
「あー、アウトしちゃった」
「ネットミスが多い」
コントロールをしようとすることが最大の原因
こんな思考になっている場合、意識はラケットを持つ手にいっていませんか?
ラケットの意識が行き過ぎると、小手先でコントロールをしてしまう=手打ちとなってしまいます。
手打ちになってしまうと、面の向きは変わりやすくなりますし、ボールスピードの調節がしずらく距離が調整しにくくなります。
小手先でボールに回転をかけても、かすれたあたりになりネットミスが多くなったりもします。
このように、コントロールをしようとすればするほど、ラケットに近い手や腕に意識がいき、結果として様々な調整がしずらくなってコントロールがしずらくなってくるのです。
では、コントロールを向上させるためのコツをお伝えしていきます。
テニスでコントロールをする方法
テニスでコントロールを向上させるために以下の2つのことを意識し練習していきましょう!
■ボールをどこに打ちたいか、ではなく、どこに落下させたいかという弾道イメージをもつこと
体の回転を使用したスイング
重心移動や体の回転を使ってスイングをすることで、コントロール向上に関して以下の3つが期待できます。
■方向性のコントロールが向上する
⇒腕が振られる状態となるため、手首を使ったりグリップを握るなどの動作が少なくなり常に面の向きが安定します
■距離の調節が可能になる
⇒体の回転や重心移動の速度を変えることで、ラケット面の向きを安定させつつ、スイングスピードの調節→ボールスピードの調節が可能になる
■回転調節が可能になる
腕に力が入らなくなるため、ラケットダウンが自然になされ、上方向へのスイングが可能になり回転がかかる。体の回転や重心移動の速度でボールの勢いや回転調節が可能になる
体の回転や重心移動といった下半身始動のスイングをすると、実はラケット面が変わりにくく安定します。
体を使ってスイングをしていくことが、コントロール向上へとつながり、腕や手でボールをコントロールしようとしても、かえってコントロールは乱れるということを知っておきたいですね。
スイングに関しての各項目(面の向き・体の向き・スタンス・スイング軌道など)は、下記のリンクよりご覧になれますので、気になる方はチェックしてみてください。
弾道のイメージを持つ
スイングと同様に大切なのが、どんなボールを打ちたいかというイメージを明確に持つことです。
イメージの仕方は個人差があると思いますが、僕が推奨するイメージの仕方は、インパクトからではなく、最終目標地点からです。
↓ボールスピード・高さ・回転量など
■落下地点からインパクトまでの弾道をイメージ
↓頭にイメージして、ボールのみ見る
■体を使ったスイングを迷わずする
インパクト地点からイメージすると、イメージした打球に向かって腕の操作でスイングをしてしまうという方を、コーチの立場から多くみてきました。
スイング時はしっかりボールを見ないと体が上手く使えなくなりますので、打つ前にどんなボールを打ちたいかをイメージして、後は迷わずにしっかりスイングをしていくといった練習をしてみてください。
弾道をイメージするのが難しいという方は、下記のラリーのコツという記事で、違った方法で弾道のイメージの練習ができますので、ご参考ください。
テニスのコントロール向上まとめ
テニスでコントロールを向上させるポイントは以下の3つです。
・手打ちではコントロールは向上しない
・体を使ったスイングがコントロール向上のポイント
・イメージを持つことで、体を使ったスイングができる
距離のコントロールがズレている場合は、ボールの勢いや回転量を調整!
高さのコントロールがズレている場合は、スイング軌道の調整!
コメント