テニスの試合でラケットが振れない!緊張した時の克服法

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テニスの試合って緊張してなかなか自分の思うようなプレーができないものです。

勝ちたいと思えば思うほど空回りするもので…もちろん勝ちたいと思う気持ちは非常に大切ですが、勝ちたい欲が強いほど体が硬直してしまい、力が入りすぎたりしてコートにボールが入らなくなる というのはよく聞きます。

ですが、テニスの試合での考え方を少し変えるだけでメンタル的に余裕がでてきて、プレーにも硬さがなくなってきます

テニスの試合でのショットの考え方、メンタルの持ち方などについて、おすすめのコツをお伝えしていきます。

こんな方におすすめ
・試合になるとコートにボールが入らなくなる
・練習通りのショットが打てない
・一度調子を落とすと最後までズルズルいってしまう
・ゲーム序盤の考え方を知りたい
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なぜテニスの試合は緊張をするのか

テニスは決められた枠の中にネットを超えて入れなければならないスポーツであるため、非常に制限が強くなります。また、コートにはシングルスの場合は一人しかいませんので、自分で何とかしなくてはなりません。そして、ミスをしてしまうとそれがポイントに直結していしまいます。まさに逃げ場のないスポーツですね。

さらに、相手が強いと感じてしまったらもう何もできないまま試合が終わったという経験をされた方は多いのではないでしょうか。

そして、テニスの試合で緊張する一番の理由がテニスは難しいスポーツということです。コンマ何秒しかないラケットとボールの接触時間の中でコントロールをしなければなりません。数ミリ面の向きが変わるだけでボールの軌道はずれてくるというものすごく繊細なスポーツなのです。そんな難しいスポーツに完璧なことを求める方が無理がありますよね。

緊張は過度なストレスからくるものです。過度のストレスを和らげることができれば、良い状態で試合に臨むことができてくるわけです。

緊張すると何がおこるか

緊張は体の硬直を起こします。硬直した体は力が入ってしまい、普段の練習とはほど遠いスイングをしてしまいます。当然ボールはコートに入らなくなってきますのでラケットが振れなくなり、振れなくなることで余計にボールがコートに入らなくなってきます。コートにボールが入らないとさらにストレスを感じてしまい、余計に体がゆうことをきかなくなってしまいます。

過度な緊張は上記のような症状に陥り、どんどん自分のプレーとは程遠くなってしまいます。ですが、程よい緊張は逆に運動能力を上昇してくれる効果があります。

アドレナリンという言葉を聞いたことがあると思います。緊張をするとノルアドレナリンという物質が分泌されるのですが、ノルアドレナリンは集中力や筋肉機能の向上などを引き起こします。そのため、緊張はしていいのです!現に人生で何百試合としている錦織圭選手も毎試合緊張をしていると話していますが、彼のようなトッププレーヤーは緊張との付き合い方が上手なのですね。

ポイント
・テニスは難しいスポーツ
・過度のストレスが緊張を生む
・緊張を上手く利用できれば、パフォーマンスUP

テニスの試合|考え方

テニスはメンタルが大きく左右されるスポーツです。そしてメンタルの持ち方は考え方によって良い方向にも悪い方向にもながれてしまいます。ですが、逆を言えばテニスの試合での考え方を知ることで、メンタルをコントロールすることができるということですね!

先ほどもお伝えした通り過度なストレスが大きな緊張を生んでしまうので、ストレスを軽減する考え方をお伝えしていきます。

ミスは当たり前

テニスはミスのスポーツです。テニスに人生をかけてるプロですらポイントの3割以上はミスによるものです。ましてや一般プレーヤーの場合でしたら半分以上はミスによる得点となります。そうです、テニスはミスを前提としてつくられたスポーツなのです。プロ選手やスタッフ・コーチの並々ならぬ努力やラケット開発者の進化の速さからエースが量産していますのでエースにばかり目が行きますが、本質はやはりミスのスポーツだということです。

ミスはしていいのです。ミスを恐れて自身に過度の緊張を与えてしまう方がよくありません。もちろんミスをしない方が勝てる確率は高くなりますが、あまりにそのことばかりを考えてしまうと体が硬直してしまい試合でラケットを振り切れないプレーになってしまいます。そうなってしまっては、高いステージで勝ち上がることは困難になります。

得点は取られて当たり前(最後勝てればよし)

相手にエースとかでポイントを取られるとチクショーと思うこともありますよね。その気持ちは大事ですが、たかが1ポイント取られただけでくよくよしたり、変にストレスを自身に与えてしまうのは非常にもったいないことです。

テニスはセットを取ったら勝ちという少し変わったスポーツです。総得点が相手よりも負けていても、試合には勝ったということも決して珍しくありません。だからこそ、1ポイントごとに一喜一憂したりたった1ポイントの出来事に引きずられる時間があるのならば、その時間を違うことに当てた方がよいです。

1ポイントは大事でもちろん1球ごとに集中することは大切ですが、最終的にどのように勝つかを考える方がよっぽど大切です。エースを取られた際は、相手を認め称えちゃいましょう。ものすごく気が楽になりますよ。

ポイント
・ミスはするもの!恐れなくてOK
・最終的にセットを取れば相手に勝てる
・相手のエースはほめてあげましょう

テニスの試合での緊張の対応策|ショット編

ここからは試合になるとショットが入らなくなったり、しっかりとスイングができないと感じている方への対応策をご紹介していきます。

試合でショットが入らない原因の一つに、100%を目指してしまうことがあります。練習と試合ではプレッシャーのかかり方が違いますので、練習通りのスイングができる人は日ごろの練習で負荷をいたり試合を想定した練習をしていたり、試合でも自信をもって打てるほどの練習量などありますが、ここでは即効性のある試合でのショットの考え方や対応策について3つほどお伝えしていきます。

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自分のショットの基準値を作る

ショットには強いボールやつなげるボール・狙うコースなどの目的に応じて様々なスピードや回転量を調整していきます。ですが、試合でショットに自信が持てない方の多くは100%をイメージしてしまうことにあります。自分の良いイメージを持って試合に臨むことはメンタル的な部分からも良い効果がありますが、練習と試合では緊張によって体の動かし方が異なるため、イメージとの差を感じやすくなります。そこでおすすめしたいのが、自分のショットを段階分けすることです。

段階ごとのボールのスピードや回転量を知っておくことで、試合中に調整を図ることができます。私自身は各ショットを5段階に分けており、試合のスタートは必ず3段階目のショットを打つようにしています。基準値で打球時のその時の調子に応じて良ければ4段階へと悪ければ2段階へと調整をして安定するショットを調整するようにしています。

初めから100%でショットを打った場合良い感じで打てれば良いのですが、調子が悪い時に修正がしにくくなります。また、常に100%でショットを打つことばかりしていると調整そのものの仕方がわからくなるため、100%がダメだった場合に20%・10%まで下げてショットを打つ なんてことにもなりかねません。

まずは、球出しでも良いので自分のショットを何段階かに分けて練習してみて、自分の最も安定するショットは何段階目なのかを知ることが重要です。

ポイント
・ショットを段階化する
・安定する段階のショットから試合をスタートする
・段階を作ることで調子に応じて調整がしやすくなる

試合序盤はラリーをする

試合の序盤は肉体的にも精神的にもなかなか試合に追いついていけません。特に1ゲーム目は自身の調子も対戦相手の情報もないわからないといった場面もあると思います。そんな時はポイント・ゲームを取る!という思考からできるだけ多くボールを打つ!という考え方をおすすめします。

ただ、これはプレースタイルやタイプにもよりますので一概には言えませんが、私の場合は最初の1ゲーム目は捨てて自分の調子を知ることや相手の情報取集をするゲームにしています。1ゲーム目を落とすリスクを冒してまでも1ゲーム目にラリーを多くする目的は3つあり、

1⃣自分の体を温め試合モードにする

2⃣ラリーをするという少ないプレッシャーのため、体の動きも硬くならない

3⃣最終的に6ゲーム取ればいいという考え方がある

です。

特に3⃣は、初めに相手の情報や自身の調子を知ることでその後の試合プランを修正できるメリットがあり、取れたらラッキーといったプレッシャーのかかりづらい思考から試合に臨むことができます。

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小さな目標の積み重ね

試合中に急に調子が悪くなってまったくボールが入らなくなったときや試合の序盤に緊張しすぎて頭が真っ白になるという時には、目標を作ることをおすすめします。緊張しているときは何も考えられない状態になったりネガティブ思考が先行しやすくなりますので、まずは自分ができることをひとつづつクリアしていく目標を自分に与え、脳を起こしてあげます。

緊張しすぎると集中力が散漫し、何をしたらよいかわからない状態になります。目標を作ることでやるべきことが1つに集中できるだけでなく、目標を達成するために体が動こうとしてくれます

始めは、シングルスだったら全部コートの真ん中に打とうやダブルスなら前衛を狙って打とうなど小さな目標からスタートしていきます。目標が達成されると自信がでてきて視野も広がってきます。こうして少しずつ目標→達成を繰り返すことで調子を取り戻すきっかけとなってくれます。

まとめ

テニスの試合で緊張したり思うようなプレーができないといったことはごくごく自然なことです。その緊張だったり調子だったりを自身でコントロールしてあげるのが最善の対策となってきます。

緊張の対策

・テニスは難しいスポーツということを受け入れる

・ミスをしても良いと考える

・ラリーができなければ試合は始まらない

・ショットの段階を知り、実践する

上記のポイントを参考に自分に合った考え方やショットの対応策を実践してみてください!

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