テニスの試合に出た際に必ずいる【誰がどう見ても圧倒的に強い人】。。。強い相手と戦える~とポジティブに捉えることができればたとえ負けても得るものがあると思いますが、大抵の人は このレベルの大会にあんな強い人出てくるなんて… と思っちゃいますよね。その他にも、見た目はあまり強そうに見えないけど、いざ対戦したら全然ポイントを取ることができない…なんてこともあるかと思います。
草トーナメントで相手が強い・格上との対戦になった時の考え方や対策についてお話していきます!
・負けだと決めつけて試合をしてしまう
・格上にも勝ちたい!
格上の相手はなにを考えているのか?
格上でも同じ人間です。もちろん弱点もあれば緊張もします。
絶対に勝たなきゃいけない!というプレッシャーは想像以上に厄介なものです。
だからこそ、最初のゲームから冒険をしません!
まず、自分の調子を確認し、相手の様子を見ようとします。
技術・メンタル・戦術すべてで自分を上回る場合、相手に嫌な印象を与えることが格上選手にとって一番厄介なこととなり、その隙があるのは最初のゲームになるわけです。
最初からバカスコ打ってそれがたまたま入ったショットでゲームが取れたとしても、格上の選手はそれが実力でないことがわかってしまいます。それほど恐怖に感じません。むしろ、格上の対戦選手に「この試合はしっかりつなげていけば勝てる」と思われ、プレッシャーを感じなくなってきます。
では、格上の選手にプレッシャーを感じさせるプレーの考え方や対策についてお伝えしていきます。
格上に挑む際の考え方
格上の相手に挑む際、意気込んでしまったり試合をする前からネガティブ思考になったりと、なにかとメンタルが不安定な状態になりやすくなってしまいます。良い意味で開き直れればよいのですが、なかなかそうもいきませんよね。
そんな時に試してもらいたいのが、「自分のできることを全力でやること」です。当たり前のことを言っているように思いますが、実はこれが出来ずにただ相手が強いというだけで自滅をしてしまうパターンが非常に多くなってしまいます。
対戦相手が強いからと言って無理に対戦相手のレベルに合わせようとして背伸びをしてミスを連発するのでなく、相手のコートにボールを返球することが対戦相手にとって最も嫌なテニスとなるのです。
・背伸びをせず、自分のテニスをする
・相手に嫌なイメージを最初のゲームで植えつけさせる
・相手のペースに合わせない
この3点を意識することが、格上相手に勝負を挑む鉄則となります。
相手が格上ということを自覚する
相手が強いというだけで、どのショットを打っても通用しないと思ったりしませんか?
確かに、技術においては相手が上ですのでそう考えるのが自然ですが、相手が嫌がるテニスはどんなボールでもコートに返球されることなんです。
先ほども言ったように無理をした形でのショットは格上選手であればすぐに見破ることができます。そしてたまたま入ったショットが何度も続かないことも知っています。僕が格上プレーヤーの立場なら
「勝手に打たせて自爆させよう」
と思います。
いくら背伸びしても試合中に一気にレベルが上がるなんてことはそうそうありません。相手にレベルに合わせようとすればボロがでてきます。だからこそ、相手は自分より数段実力が上だとということを頭の中で整理して、別の方法で勝つための作戦を考えることが大切です!
自分のレベルで今できることをしっかりやる!
これができるかどうかが格上と試合をするための心構えとなります。
最初のゲームはとにかく返球!
いやいや、ただでさえ実力が上なんだから、実力以上のショットを打たなきゃ勝てないでしょ
と思われそうですが、決してそんなことはありません。むしろ入るかどうか自信のない不確定なショットを打ったところで、格上の相手はラッキーとしか思いません。今のレベルでできることをフルに使い、勝ちにいくのです。
具体的に言うと、最初のゲームです!
最初のゲームはどんなプレーヤーでも緊張するもので実力が出しずらい場面であり、格上の相手も条件は一緒です。
お互いに体が動かず、緊張しているイーブンな状況で相手にミスの少ないプレーヤーだと思わせることが、たとえゲームを取られたとしても相手にプレッシャーがかかり2ゲーム目3ゲーム目へとつながってきます。
極論を言ってしまえば、当てるだけでも返球は可能なので試合に出場するレベルであればそれほど難易度はたかくありません。
よく、はたから見たら片方のプレーヤーが圧倒していそうな試合でもいざ終わってみると負けていたなんてことがありますが、テニスというのはそういうスポーツなのです。強いショットを打てる方が強いのではなく、一球でも多く相手のコートにボールを返せた方が勝つのです。
1球でも多く相手のボールを返球することを目標に最初の数ゲームをやってみましょう。
相手と同じペースで試合をしない
返球をする!という一つの目的に向かって試合をしていくと、相手が打つボールのスピードや勢い、回転量や変化などに慣れてきます。
返球というのは、スイングのことやコース、ボールの勢いなど余計なことを考えなくてすみますので、相手からくるボールのみに集中できるからです。
この状態までもっていくことができ、相手のボールに慣れてきたらラリーに変化をつけてみましょう!
さて、ここで重要なのが、相手のボールに慣れたからといって相手のレベルで試合を進めていかないことです。
何度も言いますが、実力・経験・メンタル・戦術どれをとっても相手が上なのです!それなのに相手のラリーに合わせてしまったら試合のペースは完全に格上選手に向いてきます。
大事なことは、自分からラリーのペースを変えることです!
今までただつなげていただけの展開から、急に前後に揺さぶりをかけたり回転を使い分けたりとラリーに何らかの変化を加えることで相手にペースを握らせないようにしていきます。
変化がつけば、その変化に対応しなければなりません。そのようにして常に相手に何かしらのプレッシャーを与えていくことが格上の相手に勝利するための考え方の1つとなってきます。
まとめ
次の対戦、格上の相手だからなあー という際は以下のポイントをご参考ください!
・相手のラリーレベルに付き合う必要はない!
・慣れてきたらラリーに変化をつけ、プレッシャーを与え続ける!
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