テニスの予測の仕方とは?たった3つのコツで解決!

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テニスは相手と打ち合うスポーツなので、相手によって様々なボールが飛んできます。

球出しのように打ちやすいボールなんてそうそう飛んできませんので、どんなボールが来るのかを予測できるかどうかで自分が打ちやすい状況になるかどうかが決まってきます。

予測を知ることがラリーや試合をする上で非常に重要な要素となりますので、テニスの予測の仕方の手順やコツについて解説していきます。

こんな方におすすめ
ラリーが上手くできない
どんなボールが来るかわからない
・試合を優位に進めたい
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テニスの予測とは

予測とは、経験・知識・その時の出来事から次に起こるであろうことをいち早く想定することを言います。

テニスでは、この予測をすることでいち早い準備ができるようになるため、打点が食い込まれたりといった確率をぐっと減らしてくれます。

テニスのラリーの往復時間は、初心者で4秒~5秒、中級者・上級者で3秒から4秒程度かかります。
※ここでは、ラリー往復時間4秒の場合でお話していきます。

予測ができない、どんなボールが来るかわからないという方は相手から飛んでくるボールのみをみて判断しようとするため、1ラリー4秒ある内の2秒を無駄にしていることになりますね、、、非常にもったないです。

余ってる2秒の時間をいかに有効活用できるかがラリーが上手くなるコツであり試合で優位に進めるためのコツでもあります。

そして、その2秒でおこなうことが予測なのです。

予測をウォーミングUPで鍛える方法⇒ショートラリーのやり方(テニス初心者向け)

弾道・回転の種類におけるバウンド後の予測

予測をする上で、経験や知識は大きな要素となります。経験はテニスをやっていくことで身につくものなので、知識についてお話していきます。

テニスが難しいと感じることにバウンド後の弾み方がわからないといった要素があります。3つのポイントを理解することでバウンドの弾み方をある程度予測できてきますので、ぜひ覚えておきましょう。

〇ボールの弾道

高いボール…上に弾む

低いボール…低く弾む

バウンド時は摩擦が発生するので、バウンド前のボールよりも上に弾むということは物理上ありえないことになります。

低い弾道で飛んできたボールが、必ずバウンド前のボールよりも低く弾んでくるということですね。
また、低い弾道の場合、進行方向へのエネルギーが強いので低く勢いのある弾み方をしてきます。

〇ボールの回転

トップスピン…勢いよく上方向へ弾む

スライス(低い弾道)…低く滑るように弾む

スライス(高い弾道)…ボールが止まったように弾む

トップスピンは基本的に高く弾むので、高い打点の準備をしておきましょう。

スライスは、回転量によって大きく弾み方が変わります。
スライスは進行方向に対して逆方向に回転をするので滞空時間が長いボールとなりますが、上記でお伝えした通り低い弾道時には勢いのある低い弾道で弾んできますので、滞空時間の長さに惑わされないようにしましょう。

バウンドの原理を知りたい方➡【テニスの予測コツ】ボールの弾み方を徹底解説

テニスの予測の仕方

テニスの予測の仕方の手順は以下の通りです。

①自分の打ったボールから予測(攻めてる?守ってる?)

②相手の態勢から予測(強いボール?弱いボール?)

③相手の打ち方から予測(トップスピン?スライス?)

相手のボールはこれら3つが合わさった結果として飛んできます。

ですが、はじめから全部の予測手順なんてやることが多すぎて難しく感じることでしょう。

まずは、①の予測から初めて、コツを掴んできたリ感覚がわかってきたら②の予測へと1つずつクリアして自分のものにしていくことをおすすめします。

いきなし③の予測からトライしても、それまでの予測手順がないので自分の体の動作が反応しきれない可能性もでてきますので、その辺はみなさんの予測レベルに合わせて練習してみてください。

それでは、それぞれの予測の仕方・コツ・目的を解説していきます。

上達するコツは知ること➡テニスが上達しない3つの理由とは?

テニスの予測①自分のボールから予測

テニスの予測の仕方の1つ目の手順となる自分のボールから予測とは、簡単にいってしまうと良いボールを打ったか失敗をしたかということです。

良いボールを打てばラリーを優位に進められる可能性が高くなりますし、失敗してしまえば「やばい」となるわけですね。

ここでの予測は、今自分が置かれている状況をいち早く判断できることに繋がるわけです。

注意点として、失敗したボールを打った場合は次の動作は守るという風になりますが、良いボールを打った場合は、自分が良いボールを打ったと思っても相手がどう感じるかによって状況は大きく変わってきます。そのため、良いボールを打った場合は、次の手順の相手の動作を観察することが重要となります。

ポイント
予測の仕方:自分のボールが良いのか悪いのかの判断
予測のコツ:失敗したら守る準備・良いボールを打ったら次の予測手順へ
予測の目的:ラリーでの状況(優勢・劣勢)を把握できる

※自分のボールの成功失敗をすることで、ラリーを支配できるようにもなってきます。詳しくはテニスの攻守の切り替えのコツ|ステップでポジション変化!をご覧ください。

テニスの予測②相手の態勢から予測

テニスの予測の仕方の2つ目の手順となるのが、相手の態勢です。自分が良いボールを打った際は相手を観察して打つ気満々なのか、繋げようとしているのかを見極めていきましょう。見極めるコツは相手の重心です。

相手がどっしりと構えている場合⇒相手に余裕がある
相手が踏み込んでいた場合   ⇒相手に余裕がある
相手が軸足が後方に下がった場合⇒相手は余裕がない

相手の雰囲気や足の位置を観ることによって、今相手がどうのような状況なのかが把握できるので、自分は良いボールを打ったが実は相手にとっては余裕のあるボールだったといったことがわかるわけですね。

相手が踏み込んでたりどっしり構えていたら、強いボールがくるのかも?と予測ができるわけです。

ポイント
予測の仕方:相手が余裕がありそうか余裕がなさそうかの態勢を観察する
予測のコツ:相手の足の置き方や重心に注目
予測の目的:相手が攻めてくるのか守ってくるのかの判断

テニスの予測③相手の打ち方から予測

テニスの予測の仕方の3つ目の手順は、打ち方からボールの球種を判断していくことです。球種によってバウンドの仕方が変わってくることは先ほどお話していきましたが、相手の打ち方を観察することでいち早く相手の打つボールの球種を見極めることができるので、バウンド後の準備をより速くできるようになります。そして、見極めるポイントはテークバックです。

ボレーのような構えからテークバックをしている
低い弾道のスライス
ボレーのような構えで、当てるだけの打ち方
高い弾道のスライス
ラケットダウンから低い打点で打球している
高く弾むトップスピン
高い打点で打球をしている
早いフラットor勢いのあるトップスピン
ちなみにプロ選手は、相手の打ち方はもちろんですが、相手の目線や軸足の入り方からコースの予測・相手の打ち方のクセなど様々な情報を取り入れて観察をしています。
…ものすごい動体視力ですね汗
そこまでは難しくても相手の打ち方を観察する練習はしていきたいです!そうすることによってどんな弾み方のするボールがくるのかが経験とともにわかるようになってきます。
ポイント
予測の仕方:相手の打ち方で球種を見極める
予測のコツ:テークバックの取り方を観察
予測の目的:相手のボールの球種や弾み具合を判断

ストロークの基本が知りたい方へ⇒テニス初心者の練習方法【ストローク編】

テニスの予測の仕方まとめ

テニスの予測の仕方について解説していきましたが、この記事であげた予測手順を踏むことで位までよりも早い段階で心構えや準備をすることができます。

予測なんて考えたこともないという方や予測が難しいという方、まず自分のボールが良いボールなのか悪いボールなのかの判断と相手の重心を観察する2つを実践してみてください!

これだけでも、相手のボールが強いボールかどうかの予測ができるようになりますので十分な効果が期待できます!

※自分のボールを眺めてしまう方が良くいますが、ボールを見たところでアウトボールをインにすることはできないので、ボールをみる時間を相手をみる時間に当ててみてください!

球出しでは上手く打てるのにラリーだと上手く打てないという方や、試合で知らぬ間に劣勢になっているという方は、予測をすることで改善される部分が大きくありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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