テニスのストロークのコツは運動連鎖!自然な動作で最大のパワーを!

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プロはなぜ簡単そうに打ってものすごいボールが打てるのか?これは、本来人間に備わっている運動エネルギーを効率よく活用しているからです。

人間の運動エネルギーを効率よくボールに伝えて打球することを【運動連鎖】と言い、プロに限らずテニスがうまい人は自然と運動連鎖を使っています。ですが、なかなかスクールなどでは教えてもらえませんよね?

テニスのストロークが見違えるほど上達する体の使い方【運動連鎖】について、原理と効果・スイングのコツをお伝えしていきます。

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運動連鎖とは

そもそも運動連鎖とは、わかりやすく例えると、

歩く動作

です。

歩く動作は、地面を蹴る足からスタートをして腕が振られその反動で逆の足が動いていき、下半身からの運動エネルギーを活用して自然と行われる動作となります。

これは、人間の中に備わっている運動エネルギーを効率よく使って最小の労力で行っている動作ということとも言い換えられます。

自然な動作➡人間の最も効率の良い動作➡運動連鎖

人間本来備わっている自然な動作こそが運動連鎖なのです!

では、次項でこの運動連鎖をテニスのストロークに活用する目的と効果・やり方について解説していきます。

感覚志向の方にお勧めな記事➡硬式テニスのフォアハンドのコツは『クイッ』と『ビュン』

運動連鎖を使ったテニスのストローク

テニスのストロークはラケットを持つ手に意識がいきがちですが、実は下半身の始動からスイングがスタートをしていきます。

グリップを握ってしまうと握っている手からスイングがスタートをするため、人間の体のほんの一部のパーツ「手」だけの力でボールを打つことになります。

対して、運動連鎖を使ったスイングは

下半身➡上半身➡腕➡肘➡手首

といったように、下半身からの運動エネルギーを使ってボールを打つことができます。

目的

運動連鎖を使ったストロークの目的は

簡単にボールを飛ばそう!

です。

考えてみてください。パンチよりもキックの方が威力ありますよね?

人間は下半身に最もパワーが備わっているので、そのパワーを使ってボールを打てれば力を入れずともボールに威力を与えることができ体の負担もなくなるため、運動連鎖を使ったストロークの最大のメリットと言えます。

効果

運動連鎖を使用してストロークを打った場合、

スイングスピードが上がる

ラケット面が安定する

回転をかけることができる

といった効果を生んでくれます。

下半身から始動したスイングは体の回転運動とともに遠心力が働きラケットが振られる形となり、スイングスピードが上がります。

そもそも、ボールに威力を与えるのはスイングスピードの速さに比例しますので、運動連鎖を使ったスイングは下半身の運動エネルギーと体の回転運動に伴った遠心力で簡単にボールを飛ばすことができるのです。

その他にも、スイング時に意識がラケットにいかなくなるのでラケット面が安定しやすくなったり、スイングスピードが上がることでボールに回転を与えることができてくるため、ストロークの安定にもつながってきます。

回転のかけ方解説記事➡テニスのストロークで回転をかけるには?3つのコツでトップスピン習得

やり方

運動連鎖の手順は

下半身から横向きの形を作る

後ろ足を蹴り返す

③体の回転

④打ちたい方向に向いた時点で体の回転をストップ

⑤ラケットが振られる

ポイントは3つです!

1つ目は体の回転をするための準備!上半身だけでなく下半身から横向きを作る感じが理想です。

2つ目は後ろ足を蹴り返すこと!足の裏が完全に後方を向くまで蹴り返すことがコツです。

3つ目は体の回転を止めること!回転運動を止めたその反動で腕から先が投げ出されてスイングが加速をしていきます。

握りごとのスイングの仕方解説記事➡テニスの握り方でプレーが変わる?グリップの種類や特徴を徹底解説!

運動連鎖を使ったストロークのコツと練習方法

理屈はわかっても実際にストロークを打とうとするとグリップに力が入り腕始動のスイングになってしまうものです。そんな時は体の使い方を感覚で知ることが重要です。

運動連鎖の感覚を身につけるには素振りが効果的!

素振りと言ってもただ全力で素振りをするのではなく、重いもの長いものを使用してテニスのスイングで素振りをします。

身近なものでおすすめなものはホウキや竹竿です。

長いものを振るときは遠心力がかかるため、体の回転をしようしないとうまくスイングできません。

また、持つところも細いですから、握ることもできませんので運動連鎖の体の使い方を体感するにはもってこいの練習方法です!

重いものですと、ラケットの先端に重りをつけるのも効果的です。

注意点として、重いものを腕だけで無理に振ろうとすると怪我の原因になりますので、長いものを使用して運動連鎖のスイングの土台を作ってから取り組むと良いです。

素振りの詳しい方法は『テニスの効果的な素振りのやり方と練習メニュー【やみくもはNG】』で解説しています。

運動連鎖のコツはラケットが振られる感覚を身につけることですので、ぜひお試しください。

まとめ

簡単そうに打っているようで威力のあるボールが打てるのは理想ですよね。しかもなんだかカッコいい!

まずは上記でお伝えした運動連鎖を知ることが、リラックスしたスイングを手に入れる第一歩となります。

グリップを握らないこと!下半身からのスイングをすること!

これらが需要となりますが、これはあくまで基本のストロークフォームを理解してからとなります。基本のストロークを解説したテニス初心者向けの基本となるフォアハンドの練習メニューをご覧いただくと、より運動連鎖の効果を上げることができます。

怪我で悩んでいる方やもっと良いボールを打ちたいという方は、ぜひ運動連鎖を取り入れてみてください!

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