ヘッド G360+プレステージ2020の評価!特徴やおすすめは?

※このサイトは広告を含む場合があります。

2020年1月、HEADから新作『プレステージ』が発売されます。歴代を通じて競技者に大人気のプレステージがグラフィン360+を搭載して、現代風に変貌しました!

グラフィン360+でなにが変わったの?
プレステージって難しい印象があるのだけど…

ヘッドのG360+プレステージ2020の特徴や機種の紹介、機種ごとの比較を現役のテニスコーチがお伝えしていきます。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ヘッド G360+プレステージ2020の機種・スペック

機種

プレステージ2020は全5機種あります。

プレステージMID/MP/PRO/TOUR/S

プレステージくくりとしては以下のように分かれていきます。
これぞ往年のプレステージ→MID・MP
現代テニスに合ったプレステージ→PRO・TOUR・S

基本的にはプレステージですので、競技者向けのラケットとなりますが、より幅広い層やレベルの方に対応したラインナップになりました。

スペック
フェイス ウェイト バランス
MID 93inch 320g 310㎜
MP 98inch 320g 310㎜
PRO 95inch 315g 315㎜
TOUR 99inch 305g 305㎜
S 99inch 295g 325㎜

プレステージの定番でもあるMIDは従来通り93インチとなりますが、MPは前回モデルの95Inchから98Inchへと変わっています。
PROは95Inchですが、フレーム厚が22㎝と今作の全プレステージの中でも最も厚くなり、よりパワーを求めたスペックに!
TOUR・Sは、重量やフェイスを緩和することで一般プレーヤーでも使えるスペックになっており、今までのプレステージとは少し毛色が違いスペックとなりました。

ヘッド プレステージ2020|性能・特徴

・コントロールの王様は健在

・プレステージ特有のしなり感・振り抜きの良さを維持しつつパワー面もUP

・機種によって打感や打球の飛び方が大きく変わる

グラフィン360+搭載でパワー面もUP!

2018年~2019年にかけてHEADラケットに搭載されたグラフィン360で面の安定性・パワーが全体的に強化されました。

そして、2019年発売のグラビティシリーズに初めて搭載されたのが、今作のプレステージでも搭載されている【グラフィン360+(プラス)】となり、ボールを掴む感覚も得られるようになりました。

面ブレが少なくなり、パワーロス軽減・よりボールを乗せる感覚が得られることで前作に比べてパワーUPしているといった印象を受けています。

機種ごとに作りの工夫がなされている

プレステージ2020は、5機種それぞれにコンセプトがしっかりなされており、それらをガットの本数やストリングパターンの違い・シャフト部分のフレーム形状の違いなど、単純重さやバランスのみではない部分を微妙に変えています。

後述でそれぞれの機種の特徴は述べていきますが、プレステージ感を損なわずに5つのコンセプトを作り出しているため、プレステージ層はより広がっていくことが考えられます。

ヘッド プレステージ2020|5機種の特徴

2020年発売のプレステージシリーズは全5機種のラインナップとなっていますが、それぞれの機種で特徴がはっきりしています。

・MID…振り抜きNO1
・MP…コントロールNO1
・PRO…パワーNO1
・TOUR…プレステージ入門ラケット
・S…扱いやすさNO1

歴代のプレステージのイメージは、難しいラケットという印象でしたが振り抜きがよくコントロール性能が抜群に良いラケットでした。しかし、現代のテニスはパワーが主体となっており、プレステージも時代の流れにのり、進化を続けています。従来のプレステージもありつつ、現代テニスに合わせた機種もありますので、それぞれの機種の特徴を書いていきます。
生粋のプレステージファンが納得のMID
コントロールはもちろん・グラフィン360+によってパワー面も向上していますので、勢いあるフラットのボールが打ちたいところに飛んでくれるラケットです。
従来のプレスエージにプラスαを感じたい方はMID
ストリングパターンが18×20と一見難しい難しい印象がありますが、ガットの目自体はかなり広がっていますので、厚く当てれば勢いあるフラットに・ボールをひっかければ回転がかけやすくなっています。MIDよりもより柔軟性が加わった機種ですね。
プレステージにパワーを求めたい方はPRO

フレーム厚も22㎜とシリーズで一番厚く、MID・MPに比べてパワーアシストがあり回転もしっかりかかってくれます。硬さという意味ではシリーズで一番硬くなりますが、その分パワーロスもないということになりますので、ボールを潰していく方はボールの勢いを感じられるでしょう。

 

プレステージに挑戦したいと思う方はTOUR
305gと決して重すぎないスペックですが、プレステージ特有のラケットのしなりや乗り感があり、プレステージMPをそのまま優しくした印象があります。もちろんプレステージですので、決して楽なラケットではありませんが、MPに比べればだいぶとっつきやすいモデルとなっています。
プレステージは難しいと思っている方はS
295gと扱いやすい重量で、ガットの本数も16×19と一般的なラケットのスペックに近く、従来のプレステージから比べると非常に優しい機種となっています。フラットもスピンも打ちやすく、操作性も良いモデルになっています。

プレステージ2020予約開始!おすすめプレーヤーは?

新プレステージシリーズの発売日が2020年1月18日となっており、ネットや店頭ではすでに予約が開始されています

プレステージ20205機種のそれぞれのおすすめプレーヤーと注意点を記載しますので、ご参考ください。

究極のフラットを!プレステージMID

おすすめプレーヤー
・フラットでボールをコントロールしたい
・ヒットミスが少なく、ピンポイントでボールを捉えられる

注意点
ラケットの真ん中で捉えないと威力あるボールは飛んでいきません。苦しい際もパワーアシストは感じにくくなりますので、これらのリスクと天秤をかけ、究極の威力あるコントロールボールを追求したい方はぜひ!

コントロールを追求!プレステージMP

おすすめプレーヤー
・ボールを潰すようにして打てる
・プレステージに回転の要素も加えたい

注意点
面が98にサイズアップしても、はやりプレステージです。ボールを後ろからガツンと捉えられないとボール飛んでいきませんので、スイングスピードが速くないと苦しいかも。

パワーを求めたい!プレステージPRO

おすすめプレーヤー
・ボールを潰して、ガンガン攻める
・スピンでも弾むボールが打ちたい

注意点
打感が全シリーズで一番硬いため、ボールを潰して打ちにいくような方でないとなかなかボールが飛ばなくて苦戦するかも。逆に、ガンガン振っていける人は納得のいくボールをうちやすくもなっています。

入門編!プレステージTOUR

おすすめプレーヤー
・プレステージに挑戦したいストローカー
・フラット主体のプレースタイル

注意点
プレステージが若干優しくなったイメージですので、マシンに当たった際の気持ちよさやボールの飛ぶ勢いなどを求める方には若干物足りなさそうです。逆に、扱いやすいモデルではあるので、プレステージ入門編としての位置づけとしては良い印象のラケット!

一般層向け!プレステージS

おすすめプレーヤー
・オールラウンダー
・プレステージ入門編

注意点
プレステージの打感を知っている方にとっては、もの足りないでしょう。逆にプレステージの打感を知らない人にとっては、スペックも優しい分プレステージというのはこういうものか!と感じることができます。黄金スペックで物足りなくなった方には良さそうです。

プレステージ2020で新たな層が増えるかも

これまでご紹介してきたように、難しい印象があるプレステージからはだいぶ緩和された印象があります。

元々フレームの素材自体は柔らかく競技者の中では非常に人気を集めているプレステージですが、一般テニスプレーヤーもとっつきやすい印象となりました。

従来のプレステージファン向けのモデルからプレステージに挑戦しやすいモデルまであり、これまで以上にプレステージへの硬くて難しいイメージが払しょくされそうな2020年新作プレステージとなっています。

プレステージに挑戦したいという方は、ぜひプレステージTOURやSあたりから使っていくと、すんなりと受け入れられると思いますので、興味がある方はぜひお試しください。

人気の記事

スポンサーリンク

 

コメント